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教育学部 スポーツ教育学科に関するお知らせ

「共学化」初の遠泳実習!

 令和5年7月14日(金)~17日(月・祝)、鳥取県岩美郡岩美町の東浜海水浴場において「遠泳実習」を実施しました。

 本学の遠泳実習は約50年以上の歴史を有する伝統的な授業となっています。昨年度より実習場所を鳥取県岩美郡岩美町の東浜海水浴場に場所を移し、今年度からは「共学化」初の遠泳実習の開講となりました。
 例年とは異なり、まだ梅雨が明けないままでの開講となりましたが、15週間にわたる「水泳」の授業で泳力を身につけた実習生30名(スポーツ教育学科1回生:男性14名、女性16名)が参加しました。
 実際に、本格的に海で泳ぐこと自体が初体験の学生も含め、最初は足が地面につかないことや寄せる波の影響=いわゆる海の独特な特性に恐怖を感じ不安な顔をしていました。しかし、実習日程が進むにつれて、班担当の先生方の指導により徐々にその不安も解消され、実習生たちの顔も日に日に凛々しくなっていきました。

 そして、前日に実施した「大遠泳(予行演習)」を踏まえ、いよいよ実習最終日の「大遠泳」に向けて気持ちを整えていたところ、前日までの穏やかな波の状況とは一変、海面の激しい波とうねりによる天候の悪化により「大遠泳(本番)」を泳ぐことはできませんでした。しかしながら、将来の目標として「教員やスポーツ指導者等」を目指す学生たちにとっては、本番の「大遠泳」を泳ぐ経験は積めませんでしたが、様々な状況に直面した場合のリスク管理(マネジメント含む)に対する学びを深めることにつながりました。

 今年度、「共学化」初の遠泳実習において、数々の感動する物語が繰り広げられる中、お互いをリスペクトし合える関係が芽生え、大きなトラブルもなく無事に「遠泳実習」を終了することができました。
 この「遠泳実習」を通して、改めて教員も実習での学びの重要性を強く感じるとともに、実習生もこれから4年間を共に学んでいく仲間との絆がより一層強く結ばれたようでした。

 これからも「教育学部スポーツ教育学科」では、多角的な視点から運動・スポーツの特性を踏まえた学科独自の学びを深め、それらを展開していきます。

                           教育学部スポーツ教育学科 宮辻和貴教員 (遠泳実習主担当)

集合写真
班別ミーティング
班別講習中