文学部 国際文化学科

コース紹介

「日本語・日本文化コース」は日本語教員や一般企業での就職をめざし、日本の文化、言語を学びます。「国際コミュニケーションコース」では、2年次に海外長期留学(留学先の授業料は原則大学負担)、ビジネス社会で活かせる語学力を身につけます。「情報コミュニケーションコース」では、情報活用に関わる知識・スキルを学びます。

日本語・日本文化コース

文学作品を通じた書く力・考える力・伝える力・読解力の育成や、歴史的背景の理解、他国の言語・文化との比較など、さまざまな角度から日本語や日本文化を研究し、言語能力に磨きをかけます。

コースの特長

Point1
 インバウンドや海外進出企業で需要が高まる日本語教員資格(主専攻)の取得が可能。

日本語を母語としない人々に、日本語を教える日本語教員の仕事。普段何気なく使っている日本語の文法や発音を改めて学び、日本語学習者を指導するノウハウを修得します。

Point2
 日本の文化や文学から日本語を多角的に捉え、文章作成や話し方など表現技術を修得することで"ことば"に対する造詣を深めます。

幅広い年代の文学作品を読み解くことで、日本文化に対する理解を深め、日本語表現の幅を広げます。また、わかりやすく、筋道の通った論理的な文章を書く力を磨きます。

Point3
 コースを超えたクロスオーバーな学びで可能性を広げる。

プログラミング、デザイン理論、統計など、情報コミュニケーションコースの授業を受講し、人文系と情報スキルを武器に幅広い進路の選択が可能になります。

主な授業例
  • 日本文学概論
  • 日本語音声学
  • 日本語教授法(初級・中上級)
  • 話し方の技術
  • 日本語学概論
  • 文章の技術
  • 日本語教育実習(国内)
卒業後の進路
  • 一般企業就職
  • 公務員
  • 日本語教員
  • 大学院進学

日本で、世界で活躍する日本語教員養成!!

日本語教員資格関係科目と海外における日本語インターンシップなどにより、実践力のある日本語教員を育成し、社会のニーズに応えています。


なぜ今、日本語教員が求められているのか

  • 訪日外国人数は年々増加傾向!
    日本語や日本文化に精通した外国人スタッフの需要が高まっています。
  • 企業の海外進出は年を追うごとに加速!
    現地で働く外国人労働者や、国内採用の外国人留学生にも日本語の習得が求められます。
  • 海外のさまざまな国・地域への拡がり!
    2018年度の調査によると過去最多142ヵ国・地域で日本語教育の実施が確認されています。※

日本だけでなく、世界中で活躍する日本語教員が求められています。

※国際交流基金 2018年度「海外日本語教育機関調査」結果(速報)より

国際コミュニケーションコース

2年次には国際コミュニケーションコースの学生全員が海外長期留学。語学力を向上させるとともに、現地で暮らし、歴史や文化に触れることで、異文化理解を進めます。また、環境問題や貧困など地球規模の社会課題に目を向け、解決に向けて行動できる力を養います。

コースの特長

Point1
 留学先の授業料は大学負担※1!英語力と人間力を磨くコース生必修の年間海外長期留学※2。

授業で発音や会話表現に磨きをかけ、語学を集中的に学んで海外長期留学へ出発。現地では多様な考え方に触れ、グローバルな視点を手に入れます。

※1 円安の影響により自己負担が発生する場合があります。
※2 国際情勢によって留学先や内容・期間が変更になる場合があります。

Point2
 現地で生きた英語に触れ、読む・書く・話す・聞くの4技能と論理的な表現力を伸ばす。

留学先でのキャンパスライフや日常生活などオールイングリッシュの環境に身をおき、英語の4技能と表現力を強化。論理的に会話を展開できる英語力を身につけます。

Point3
 留学前後の本格的な英語教育や中国語の修得も強化、グローバルに活躍するためのコミュニケーションスキルを養います。

社会で活躍するフィールドを広げるための語学教育が充実。4年次ではTOEIC750点、中国語検定2級への到達をめざし、ビジネスで活用できる確かな語学力を修得します。

主な授業例
  • 長期留学Ⅰ・Ⅱ
  • English Vocabulary Building
  • TOEFLⅠ~Ⅳ
  • ビジネス英語
  • 英語発音トレーニング
  • TOEICⅠ~Ⅲ
  • 中国語コミュニケーションⅠ~Ⅳ
  • 英語プレゼンテーション
卒業後の進路
  • 一般企業就職
  • 公務員

海外で語学力を磨き、航空・観光業界やグローバル企業への内定をめざす!

国際コミュニケーションコースでは、2年次にコース生全員が海外長期留学します。現地で異文化に触れながら生きた英語力を身につけ、国際的な視野を養います。

[留学対象者]国際コミュニケーションコース全員
[留学費用]留学先の授業料は、大学負担(円安の影響により自己負担が発生する場合があります)。その他諸経費(自己負担)

情報コミュニケーションコース

社会ではIT人材の不足が差し迫った課題となっており、データサイエンティストの育成が急務とされています。ITに関する幅広い知識とともに、正しく情報を分析・発信するために必要な言語能力、文化理解力、コミュニケーション力を身につけ、社会から求められる人材を育成します。

コースの特長

Point1
 ICTスキルを基礎から学び、情報を収集・整理する力や表現・発信する力を身につける。

PCの基本操作やソフトウェアの使い方、効果的な活用法、さらにはプログラミングなど、幅広いICTスキルを修得。情報を収集して活用する力や、広く社会へ発信する力を獲得します。

Point2
 デジタルを通した情報伝達で正確な情報発信に不可欠なことばのチカラを身につける。

教育現場や医療機関など、さまざまな分野で進むICTの活用。しかしツールが変わろうとも、情報伝達の基本は言葉です。言語運用能力を伸ばし、正確に発信する力を養います。

主な授業例
  • 情報基礎論
  • プログラミングⅠ・Ⅱ
  • 情報と統計
  • ネットワークと情報セキュリティ
  • デジタルと文化
  • 情報ビジネス論
  • ウェブデザイン
  • WEBプログラミング入門
  • コンピューターグラフィックス
卒業後の進路
  • システムエンジニア
  • プログラマー
  • Webデザイナー
  • AIビジネス開発
  • 営業・セールス
  • 管理・事務

情報コミュニケーション力を高める多角的な学び

インターネットの高速化やAIの進化に伴い、情報活用に関わる知識や技能だけでなく、言語・文化やコミュニケーションなどの人文系の幅広い知識もあわせもつ人材が今、求められています。

学びのカテゴリー
  • 基礎理論
  • アプリ活用
  • 情報社会論
  • コミュニケーション
  • 統計
  • PBL
  • プログラミング
  • 情報デザイン
  • デザイン理論
  • Webデザイン
  • 情報倫理
  • 人文情報

身につくチカラ

  • 物事を多角的に捉える視点、協働力
  • 問題の解決策を見つける分析力
  • 豊かな英語力とコミュニケーション力
  • 柔軟な発想力とICTによる表現力

在学生メッセージ

国語の教員免許状の他 司書の資格も取得可能。

将来の目標は国語科の教員。「読書と豊かな人間性」の授業では、読み聞かせや読書の意味を考え、児童・生徒が読書能力と本を読む習慣を身につけられる方法を学びました。

※国語科教員免許状は2025年4月以降、教育学科で取得可能予定です。

2年次生 秋学期分の時間割
MONTUEWEDTHUFRI
1限目 人権教育 日本語音声学
2限目 特別活動の指導法(中等) 国際文化基礎演習Ⅱ 家族社会学 日本文化体験
3限目 読書と豊かな人間性 日本文学史 教育方法・ICT活用論(中等)
4限目 生徒・進路指導論(中等) 国語科教育法Ⅱ メディア・リテラシー論
5限目 教育心理学(中等)

※時間割の科目名は入学年度のカリキュラム名称です。