教育学部 スポーツ教育学科
※旧:発達教育学部 ジュニアスポーツ教育学科 (2022年4月名称変更)

コース紹介

地域の活性化や子どもたちの人間的な成長に欠かせない"スポーツのチカラ"を一人ひとりにあったかたちで学べる3つのコースを用意。

学校体育・スポーツ教育コース

体育の先生やスポーツクラブの指導者に必要な心構え、知識や技能を身につけ、よりよい指導を実現するため、指導場面における問題や課題について分析し、改善の手立てについて考えます。「体育嫌いをなくすための体育授業」「みんなが楽しいと思える体育授業/運動部活動」「体罰・暴言のない生徒指導/コーチング」「幼児期/少年期の技術指導」「体育指導における『わかる』『できる』」「体育の学習集団論/チームづくり」をキーワードに学びを深めていきます。

コースの特長

Point1
 保健体育科教員(中・高)やスポーツクラブなど指導者に必要な知識や技能を身につける。

「体育嫌いをなくすための体育授業」「体育の学習集団論/チームづくり」などをキーワードにスポーツ教育を学修。体育の先生やスポーツクラブの指導者に必要な心構え、知識や技能を身につけ、よりよい指導を実現するため、指導場面における問題や課題について分析し、改善の手立てについて考えます。

Point2
 教員採用試験を見据えた教職課程科目群と、指導場面を想定した実践的な学び。

中学校・高等学校教員免許状(保健体育)取得希望者は、「教育原理」や「生徒・進路指導論」などの必修科目と、「ダンス」「陸上」「水泳」などの選択科目から履修。教育現場を想定したさまざまな競技について学ぶことができます。

主な授業例
  • コーチング論
  • 保健体育科教育法Ⅰ・Ⅱ
  • 学校保健
  • 学校体育経営論
  • スポーツ運動学
  • 公衆衛生学
  • 体ほぐし
  • 器械運動
  • 陸上運動

スポーツ心理・健康福祉コース

あがりや燃え尽きなどスポーツ場面における心理的な課題を解決するための知識や、運動・スポーツを用いて人々の健康・体力づくりを支えるための技術を学びます。スポーツ心理学や健康運動実践、そして障がい者スポーツなどこころと健康、福祉に関わる分野の専門知識を修得し、アスリートや子どもから高齢者までスポーツをさまざまな目的で楽しむ人を心身両面から支援できる指導者をめざします。

コースの特長

Point1
 スポーツ場面における心身の科学的な側面を学び、測定方法や調査方法を修得する。

スポーツと人との関係をさまざまなアプローチで分析。あがりや燃え尽きなどスポーツがこころに与える影響は心理学を用いて、パフォーマンスの向上についてはバイオメカニクスや生理学の観点からデータを解析し、課題の解決策を探ります。

Point2
 アスリートや子どもから高齢者まで、幅広い対象の運動支援に必要な知識と指導法を身につける。

運動・スポーツを用いて、人々の健康づくり・体力づくりを支える技術をマスター。パラスポーツなどこころと健康、福祉に関わる分野の専門知識も修得し、アスリートだけでなく、子どもから高齢者までさまざまな目的でスポーツを楽しむ人の心身両面を支援できる指導者をめざします。

主な授業例
  • スポーツカウンセリング総論
  • メンタルトレーニング
  • ソーシャルサポート
  • 障がい者スポーツ総論
  • 健康運動実践
  • スポーツ生理学
  • 体力測定評価
  • スポーツ心理学
  • スポーツバイオメカニクス

生涯スポーツ・マネジメントコース

「生涯スポーツ」は生涯にわたって運動・スポーツを継続して楽しむことであり、「スポーツマネジメント」はスポーツ実践のマネジメントからスポーツビジネスのマネジメントまで多岐にわたります。例えば、最近市民マラソンが大幅に増加しているのはなぜでしょうか?スポーツ観戦に女性ファンが増加しているのはなぜでしょうか?このような身近な事象を例として挙げながら、実践的に学び、スポーツのマネジメントに携わっていけるような人材の育成をめざします。

コースの特長

Point1
 スポーツを社会学やビジネスの観点から考察し、人々の健康増進に関する知識・技術を修得する。

人体の機能や構造、栄養学といった健康やスポーツの知識を学ぶと同時に、スポーツのビジネスや社会学的側面にも注目。健康増進に貢献するスポーツプログラムの開発や、集団スポーツに欠かせないチームワークを応用した組織力の向上など、スポーツの知識を活かして社会に貢献できる人材を育成します。

Point2
 地域活性化やスポーツ文化の振興を見据え、マネジメントの手法を実践的に学ぶ。

多くの市民ランナーが楽しみながら街中を駆け抜け、地域の活性化にも貢献する市民マラソン。各地で盛り上がるそんなスポーツイベントの事例を紐解きながら、イベントの企画・運営に必要なスキルを学び、スポーツ文化の振興を模索します。

主な授業例
  • 地域スポーツ経営論
  • 生涯スポーツ学習論
  • スポーツマネジメント総論
  • スポーツ社会学
  • ジュニアスポーツ実践
  • 障がい者スポーツ演習
  • スポーツ栄養学
  • エアロビックダンス

身につくチカラ

  • 子どもの能力を引き出す指導力
  • スポーツと地域を結ぶ企画力
  • 心身の両面を支えられる対応力
  • スポーツで健康を支える技術力

在学生メッセージ

体の構造を知ることで効率よく運動できる。

スポーツの動作に着目し、使われる筋肉や効率のよい動作を学ぶ「スポーツバイオメカニクス」の授業。学んだことを実践することで、知識をスキルに変換できます。

2年次生 秋学期分の時間割
MONTUEWEDTHUFRI
1限目 人権教育 スポーツ政策論
2限目 スポーツバイオメカニクス 特別活動の指導法(中等) 読書と豊かな人間性
3限目 保健体育科教育法Ⅱ 体力測定評価 ジュニアスポーツ教育学基礎演習Ⅱ
4限目 教職論 生徒・進路指導論(中等) ジュニアトレーニング論 スポーツ栄養学
5限目 バレーボール 公衆衛生学

※時間割の科目名は入学年度のカリキュラム名称です。

pick up!

学生や地域のスポーツ活動活性化の拠点

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「親和アリーナ」

2019年に設置した「スポーツセンター」は、学生のスポーツ活動の支援、スポーツ環境の整備、スポーツを通した地域連携の推進、本学のスポーツ活動の一体的な振興などを目的とした新しい大学スポーツのあり方を示す活動の拠点です。また、スポーツ環境の整備の一環として、2つ目の体育館「親和アリーナ」が2020年に完成。「親和アリーナ」は学生のスポーツ活動の拠点および地域のスポーツ活動の活性化の拠点となっています。

親和アリーナ

競技性、耐久性、安全性に優れたタラフレックススポーツフロア
1F メインフロア、柔剣道場、多目的室、更衣室
2F 卓球場兼多目的スペース、観客席(約200席)

スポーツイベントやスポーツプログラムの考案で地域のスポーツを活性化

神戸市立中央体育館 「チャレンジ サマースクール」

2017年からスタートした神戸市立中央体育館とのコラボ企画では、中央体育館の広い施設を2日間利用し、学生が企画・運営するスポーツ体験教室「チャレンジ サマースクール」を開催しています。大学での学びをもとにして、小学生向けや一般向けのプログラムをはじめ、誰でも参加できる体力測定などを実践しています。

兵庫県障害者スポーツ協会、神戸市障害者スポーツ振興センター 「パラスポーツ(ボランティア活動)」

2008年の公認パラスポーツ指導員の養成認定校のスタート時から、兵庫県、神戸市を中心にボランティア活動に従事してきました。具体的には、兵庫県障害者のじぎくスポーツ大会(フライングディスクの部)、神戸マラソン(パラサポート)、神戸市シッティングバレーボール選手権大会、車いすバスケットボール選手権大会などのパラスポーツを支える役割を担っています。健常者も障がい者もともにスポーツを通して交流を深め、それらが学生の学び(知識・指導)につながっています。

「姫路商店街×ヴィクトリーナ姫路連携Project」が最優秀賞を受賞

大学コンソーシアムひょうご神戸の「WILL BE プロジェクト」が開催するビジネスコンテストで、高松ゼミの学生が最優秀賞を獲得。コンテストは、オリエンテーションから、企画提案プレゼンテーション、企画実践、最終プレゼンテーションまで約4か月にわたり、兵庫県内の大学生約70名が参加。ヴィクトリーナ姫路と地元商店街の関係構築というこれまでにない企画と、商店街に働きかける行動力が評価され受賞となりました。