文学部 心理学科

授業紹介・ゼミ紹介

授業紹介

(紹介している授業は2024年度4月入学生までの情報であり2025年度4月入学生から変更になる場合があります。)

ビジネス心理学

マーケティングを中心に消費者行動を理解し、企業のコミュニケーション活動やブランディングにおける心理学の役割を課題解決型学習(PBL・グループ学習)やゲストスピーカーの講義を通して学びます。

臨床心理学実習

臨床心理学への理解を深めるために、心理アセスメント(投映法、質問紙法)、カウンセリングの基本技法、心理療法の基本的技法(芸術療法や箱庭療法)を体験的に学習し、理解を深めます。

広告心理学

広告で活用できる心理学を自ら探し、実証することを目的にしています。授業の特徴としては、課題解決型学習(PBL・グループ学習)を取り入れ、社会の実態に触れる機会をつくり、ビジネスにおける心理学的視点を養います。

カウンセリング

対人援助の基礎となるカウンセリングの主な理論(精神力動的理論、行動論・認知論、パーソンセンタード・アプローチ)とカウンセラーとしての技法(傾聴・共感・分析)をロールプレイングやグループディスカッションを通して体験的に学びます。

ゼミ紹介

ビジネス・社会心理コース

心理学専門演習(犬飼ゼミ)

1つの問題をさまざまな観点から捉え、適切な方法で課題を解決する力を養う。

過去に発表された論文を調べたり、発表や議論をしたりすることで、情報を収集する方法や読み取り方を学びます。このような情報を活用するスキルは、これからの情報化社会の中でますます必要とされている力です。ゼミで養った力を活かし、自分の意見と他人の意見をうまく擦り合わせることのできる柔軟な考え方や、コミュニケーション能力を身につけてほしいと思います。

Student's Voice

色彩が持つ豊かな表情をビジネスで活用し、お客様に幅広い提案をしたい。

心理学科の学びは、カウンセラーになるために必要な「発達心理学」や「臨床心理学」だけでなく、日常生活でも活かせる「消費者心理」など多岐にわたり、視野を広げることができました。私はもともと「色」に興味があり、「色彩心理学」や「女性の心理学」をいった授業を通して、色が人に与える影響についてより深く学ぶことができました。在学中には色彩検定も取得。就職活動では資格を活かして、下着の製造・販売を手がける企業から内定をいただきました。将来は、「普段は選ばないけど似合う色の商品」を提案し、お客様の選択肢を広げるお手伝いをしたいと思います。

公認心理師・臨床心理士コース

心理学専門演習(古川ゼミ)

心理療法や心理検査を自分の体験を通して学び社会に貢献できる力を養う。

自分の体験を通して臨床心理学的視点を身につけることを重視しています。そのため、臨床現場(保育園や幼稚園、保健所、学校、病院等)で実際に用いられている心理療法や心理検査について体験的に学んだり、事例を通して臨床心理学的視点を学んだりする機会が非常に豊富。ゼミでの学びから、心理学的な視点を生かし、自分らしく社会に貢献できる力を養います。

Student's Voice

公認心理師の資格を取得し、子どものこころを深く理解できる幼稚園教諭をめざす。

子どもや保護者のこころに寄り添える幼稚園教諭になるため、心理学を学びながら、通信教育プログラムで幼稚園教諭の免許も取得しました。4年間の学びで、特に印象に残っているのは「心理実習」です。実際に施設で働く心理専門職の方々から、カウンセリングに行きたがらない子どもたちに対するケアの工夫など具体的な話を直接伺い、心理専門職の仕事のやりがいや困難を細かく理解することができました。大学院では、「子育て世代における被養育体験と育児意識」について研究する予定です。公認心理師の資格を取得し、"こころの専門家"として経験を積みたいと考えています。