文学部 国際文化学科

卒業生メッセージ

写真:加古川市立平岡中学校 国語科教諭 公立中学校

公立中学校 国語科教諭(2018年3月卒業)

生徒に伝わる授業をめざし、指導法を練習した日々。学びを重ねるごとに着実に成長し、今、自信を持って教壇に立つことができている。

「国語の知識をいくら身につけても、生徒に伝わる授業ができなければ意味がない」。そんな思いを持って教師をめざしていた学生時代。ゼミの仲間とは、互いに指摘し合いながら繰り返し指導法を練習しました。大学で出会った先生方からは、日本語、語学、情報、教職など各分野の専門的な話をお聞きしました。お話はどれも興味深く、私の見聞を広げ、生徒に語れる「話の引出し」を増やしてくれました。初めて赴任した学校での勤務はわずか1年でしたが、翌年転任先の学校に「先生の授業はとても楽しく、勉強が少し好きになり、おかげで第一志望の高校に合格できました」と書かれた手紙が届きました。学ぶ楽しさを伝えられたことがうれしくて、私の一番の宝物になりました。

写真:大東建託パートナーズ株式会社 不動産

大東建託パートナーズ株式会社(2021年3月卒業)

たとえ相手と意見が違っていても、自分の思いを発信することで、最適解を導き出すことを心がけています。

不動産管理会社で、入居者様や土地オーナー様の事務手続きを担当しています。住まいや土地に関することは、人生のなかでも大きな選択の1つ。自分の説明不足がお客様の不利益につながることもあり、責任ある行動・言動を心がけています。以前は何かと受け身だった私が、自ら行動・発信する大切さを学んだのは、在学中のオーストラリアへの海外留学や大学祭実行委員会での経験がきっかけ。意見がぶつかっても、話し合いを諦めず、お互いが納得するまでとことん話し合う。そうしなければ、何事も前へ進まないことを体験的に理解できました。現在もその姿勢を忘れず、内容をしっかりと理解した上で自分の意見を持ち、業務に取り組むことができています。

写真:SCSK Minoriソリューションズ株式会社 情報サービス業

SCSK Minoriソリューションズ株式会社(2022年3月卒業)

SAへの挑戦で身につけた「相手の状況を理解し、物事を伝える力」。その力を強みに、お客様に信頼される人になる。

情報系の授業で先生の補佐をするSA(Student Assistant)に挑戦したことは、私にとって大きな経験でした。後輩学生から質問を受ける際には、相手の背景まで尋ねてから回答することを意識し、指導の際には常に相手の目線に合わせることを心がけました。社会人となった現在、SAの経験で培った「相手の状況を理解し、物事を伝える力」は、私の大きな強み。先輩や上司に質問をするときも、「自分が質問される側なら、どのような情報が必要か」を考え、疑問点を整理して伝えるようにしています。新任社員研修を経て、春からはお客様の課題に合わせたシステムを提案する業務がスタート。相手の状況を把握する力や伝える力を活かして、よりよい提案を行いたいです。