学部学科・大学院

発達教育学部 福祉臨床学科に関するお知らせ

福祉臨床学科の藤原教授の著書が神戸新聞に掲載されました

本学福祉臨床学科 藤原伸夫教授及び白井勝彦氏が神戸の戦争孤児の記録をまとめられ、2019年11月1日みるめ書房より、『神戸の戦争孤児たち』を出版されました。

本書を執筆されたお2人は「神戸の戦争孤児の記録を残す会」の中心メンバーです。

神戸市職員として児童福祉の社会的養護に向き合ってきた後、かつての同僚と同会を結成されました。

本書は記録と証言の2部構成となっており、記録編では出征や空襲、病気などで親をなくした戦争孤児についての実録がまとめられています。

証言編では、戦争孤児に関する実態の記録があまり残っていない中、11名の方々が実名で体験されたことを写真とともに語られています。

中には辛く封印してきた弟様への思いも本書で初めて打ち明けてくださった方もいらっしゃいます。

新しい元号「令和」の時代がスタートし、戦争の関心が薄れつつある時代だからこそ、ぜひお手に取っていただきたい1冊です。