学部学科・大学院

教育学部 スポーツ教育学科に関するお知らせ

3年ぶりの遠泳実習の開講

令和4年7月15日(金)~18日(月・祝)、鳥取県岩美郡岩美町の東浜海水浴場において「遠泳実習」を実施しました。

本学の遠泳実習は約50年以上の歴史を有する伝統的な授業となっています。新型コロナウイルス感染症の影響により、直近の2年間は実習直前に「中止」の決断をせざるを得ない状況であったため、今回は約3年ぶりの遠泳実習の開講となりました。

これまでは伊勢市二見浦海岸を実習先として「遠泳実習」を行っていましたが、海岸の工事により実習先の変更からのスタートとなりました。そのため、実習先の舞台を鳥取県岩美郡岩美町東浜海水浴場に移し、新たな場所での「遠泳実習」を実施しました。

例年より早い段階で梅雨が明けた中、15週の水泳の授業で泳力を身につけた実習生27名(ジュニアスポーツ教育学科2~3回生、スポーツ教育学科1回生)が参加しました。

実際に、本格的に海で泳ぐことが初めての学生が大半であり、最初は足がつかないことや寄せる波の影響=いわゆる海の独特な特性に恐怖を感じ不安な顔をしていました。しかしながら、実習日程が進むにつれて、先生方の指導により、徐々にその不安も解消され、実習生たちの顔も日に日に凛々しくなっていきました。

そして、いよいよ実習最終日には「大遠泳・中遠泳」に挑戦!!!!!
いざ海上では教員・学生リーダーが実習生を見守り、沿岸からは仲間にエールを送ろうと自然と歌を歌い出した同級生たち。全員で励まし合い、見事完泳することができました!!!!
今年度の「遠泳実習」において数々の感動物語が繰り広げられる中、お互いをリスペクトし合える関係が生まれ、無事に「遠泳実習」を終了することにつながりました。

この3年ぶりに開講された「遠泳実習」を通して、教員も改めて実習での学びの重要性を感じるとともに、実習生もこれからの4年間を共に学んでいく仲間との絆がより一層強く結ばれたようでした。

これからも「教育学部スポーツ教育学科」では、多角的な視点から運動・スポーツの特性を踏まえた学科独自の学びを深め、展開していきます。

                           教育学部スポーツ教育学科 宮辻和貴教員(遠泳実習主担当)

仲間を見守る同級生
浜へ上陸
完泳!そして仲間からのお出迎え
全体写真