学部学科・大学院

教育学部 児童教育学科に関するお知らせ

地域連携・宿泊体験型教育実地研修「海の学校」を実施しました

 地域連携・宿泊体験型教育実地研修「海の学校」は、島嶼・山間地域にある小規模校の教育課題について実践を通して学ぶこと、子供や教員、保護者、地域住民との交流を深め、地域に根差した教育について学び、教職への意欲と誇りが持てる教員を目指すことをねらいとして、毎年、「海の学校・山の学校」として実施していました。

 しかしながら、コロナ禍により一昨年、昨年と実施することがかなわず、この度3年振りに「海の学校」として、9月8日(木)から21日(水)まで、兵庫県南あわじ市の沼島にて実施することができました。そして、小学校教員を目指している4年次生3人が沼島のご家庭でホームステイをさせていただきながら、南あわじ市立沼島小学校にお世話になりました。

 沼島小学校では、3人がそれぞれ複式学級の低学年、中学年、高学年を担当し、授業補助とともに算数や体育の授業を行いました。すっかり沼島に溶け込んだ3人は、先生方の温かいご指導のもと、子どもたちとともに充実した日々を過ごしました。ホームステイ先にも恵まれ、毎日新鮮なとれとれのお魚料理に舌鼓をうちながら、ホストの方の沼島のお話に聞き入っていました。休みの日には漁に連れて行っていただいたり、沼島を案内していただいたりと、沼島を満喫した2週間でした。日々の報告においても3人とも笑顔が絶えませんでした。

 これから教師を目指す3人にとって、教育の原点ともいえる貴重な経験をさせていただき、一生の宝物になったことと思います。わずか2週間でしたが、これからの人生においても、きっと心のふるさととなることと思います。
 関係の皆様に厚くお礼申し上げます。

授業風景(算数):あまりのあるわり算をマスターしよう!!
授業風景(体育):コーンを使って走るゲームの作戦会議
帰り道にお世話になったカフェにて
休日には漁に連れて行っていただきました