国際交流

2016年度 海外心理学研修活動日誌(カナダ)

海外心理学研修 現地報告【その1】

9日の夕方に羽田を出発。約12時間のフライトを経てカナダ、トロントにつきました。
到着後は、バスでホテルへ移動。途中にみるトロントの町並みがとても素敵でした。長旅の疲れも感じさせず、みな元気です。これからいよいよ研修が始まります。

海外心理学研修 現地報告【その2】

今日はナイアガラの滝へ。朝から天候が心配でしたが現地に到着するとすっかり晴れていました。船でナイアガラの滝に近づいたとき、滝の水しぶきが雨のように降り、風も出ていてかっぱを着ていてもぬれました。壮大なナイアガラの滝に圧倒された一日でした。また、次の報告をお楽しみにして下さい。I.M.

海外心理学研修 現地報告【その3】

海外心理学プログラム 3日目

今日は昨日とは打って変わり肌寒い天気に。午前中はトロント大学へ。大学とは思えない充実した施設と広い敷地に驚かされました。午後からはRipley's AQUARIUMへ。日本では見られないような魚を見たりさわったりすることができ、貴重な体験でした。本日は他にも一日バスや電車を乗り継ぎ様々な場所に行きました。英語を話さなければならない機会が増えヒヤヒヤすることが増えました。この研修の2週間で英語力をのばしていきたいです。明日からは、現地の小学校や施設を巡ります。積極的に学んで、有意義な時間を過ごしたいと思います。 O. N.

海外心理学研修 現地報告【その4】

海外心理学プログラム 4日目

今日から特別支援に関わる実習が始まり、Islington Junior Middle SchoolとBeverley Public Schoolに行きました。Islington小学校では、学習障害の子どもと接する機会がありました。学習障害の子どもに対する先生の思いや生徒一人一人の障害を理解した上での対応などを聞き、生徒一人一人を大切にし尊重していると感じました。Beverleyでは、障害を持つ子ども同士で生活をし、そこで自分の居場所を見つけるという考えがみられました。また、重度の自閉症の子どもに対する支援をみて、とても考えさせられました。 T.K.

海外心理学研修 現地報告【その5】

引き続き、Islington junior middle schoolで特別支援の実習を行いました。算数の授業では私たちと子どもたちがペアになり体を動かして学びました。これは集中力が切れやすい子どもたちへの授業方法の工夫でした。また、自閉症のクラスでは自分の気持ちをうまく表現できない生徒たちのために、その日の気分を表す表情のシールを貼るボードなどがありました。他にも日本では見られないような工夫が見られ驚かされました。これらの方法をもっと生かせば、もっと接しやすくなるのではないかと感じました。同学校に併設されているParenting and family Literacy centerへも行きました。主に移民の就学前の親子が訪れ、カナダの学校制度や親子の接し方を知る場所でした。日本の保育園や子育て支援の場とは役割や意味合いが異なり勉強になりました。 D.M.

海外心理学研修 現地報告【その6】

今日はIslington junior middle schoolでの研修の最終日。子どもたちと一緒に勉強をした後、私たちが用意した福笑いや折り紙をして交流を深めました。ほんの数日前まで何の関わりもなかった海外の子どもたちと、この4日間で関係性を築けたこと、算数や折り紙を教えている時などに聞こうとしてくれたことがとても嬉しかったです。最初は英語が苦手で子どもたちとどう関わっていいのか分からず悩んでばかりでした。しかし、行ってみると子どもたちみんな友好的に関わってくえれたので安心して一緒に授業を受けたり教えたりすることができました。
また、午後からはトロントのスクールカウンセラーの話を聞きました。私が目指している職種でもありとても興味深かったです。スクールカウンセラーとして、悩みを抱える子ども、そして親に対して積極的に関わる姿勢が感じられました。 M.R.

海外心理学研修 現地報告【その7】

海外心理学プログラム 8日目

今日は早朝から飛行機で、プリンスエドワード島へ。緑あふれる自然豊かな道をドライブしながら、公園や海のそばを通りながらホテルまで向かいました。お昼は美味しいアイスクリームや、ステーキサンドイッチにサラダなどと共に、「赤毛のアン」に関連するお土産なども買えました。夜は大きなロブスターを頂きました。見た目は海老ですが、蟹に似た食感と味でした。ホテルの部屋もとても可愛かったです。中に入ると暖炉や大きなソファーが受付の横にあったり、それぞれの部屋はふかふかのベッドが配置されていたりと、ぐっすり眠れそうな素敵な宿です。
明日は、赤毛のアンのモデルになった場所を観光します。プリンスエドワード島から郵便物を送ると、特別な消印を押していただけるそうなので、お土産で購入したポストカードを送ろうと思っています。来週からも頑張る為に、この週末は、存分に楽しもうと思います! M.S.

海外心理学研修 現地報告【その8】

海外心理学プログラム9日目

今日は、赤毛のアンの作者、モンゴメリの故郷であるプリンスエドワード島を1日観光しました。モンゴメリの生家やアンのモチーフとなった町を観光しました。そしてなんと、モンゴメリの親戚の方にもお会いできました。食事は昼食に島名物のポテトパイを、夕食はカナディアンスタイルのBBQを食べました。素材の味が生かされ、味、量ともに大満足な内容でした。夕食後はお世話になっている宿の方々にお礼として「また会う日まで」を歌いました。最後は宿の人たちも一緒に歌っていただき感動しました。 Y. C.

海外心理学研修 現地報告【その9】

研修も2週間目に突入しました。今週からはJICS(The Dr. Eric Jackman Institute of Child Study)とBloorview、Steiner Centerの見学です。まずはJICSに行きました。施設がとても充実しており、子どもたちが学びを深めるのに最適な環境だと思いました。おもちゃ1つにしても遊び方を1つに決めるのではなく、様々な遊び方ができるというものでした。全てのものが子どもの探究心や学びたいという気持ちを高めるという意味をもっているのだと感じました。
(なお、海外心理学研修10日目の様子は、移動日のため割愛いたしました) O. N. & Y. C.

海外心理学研修 現地報告【その10】

本日は、午前中はBloorviewの見学に行きました。病院と教育機関が併設されており、小児リハビリテーションや、障害などで学校に通いづらい子どもたちへの教育が行われていました。
このBloorviewでは、子どもの可能性を引き出すために、先生達が様々なアイデアを出し創造的な授業や支援が行われていました。例えば、車椅子で体の自由が利きにくい人でもボール遊びをできるように滑り台のような道具を使用したり、椅子の形や補助器具を一人一人の子どもの状態に合わせて利用していました。また、Bloorviewを卒業した後もサポートする体制が整っており、戻った先で不自由がない生活ができるような支援がなされていました。さらに、このような支援や教育体制への工夫だけでなく、施設のベンチや展示物、外観のひとつひとつにBloorviewのメッセージがこめられており一つのアート作品のようになっていました。
午後からはシュタイナー学校に行きました。ここでは、生徒が主体になっており学年ごとにテーマを決めて自然に触れながら学習していました。 I. M., D. M. & M.S.

海外心理学研修 現地報告【その11】

今日はBloorviewの施設見学2日目でした。1日目では見学しなかった、アートセラピーの見学や音楽療法、心理学、言語研究の先生からのお話などを聞きました。アートセラピーの場所は敷地がとても広く様々な工夫がされており、アートセラピーに力を入れているように感じました。またKindergartenの担当の先生が「僕のクラスの生徒は障害があろうと、自分から外に出ることや自分から動くことを大切にしている。自立心を育てている。」とおっしゃっていたのが印象的でした。
残りわずかですが様々な経験をし成長して日本に帰りたいです。 T. K. & M. R.