2024年度 アジア文化研修活動日誌(ベトナム)
アジア文化研修 現地報告【その1】
3月4日
タンソンニャット国際空港空港に到着すると、日本との気温差を感じ、暑さで一気に現地の雰囲気に変わりました。
ホテルへ向かうバスの車窓から、大量のバイクが走る様子に驚きました。
横断歩道では、運転手と目を合わせて意思を伝えながら渡る必要があり、手を上げる人もいました。バイクには4人乗りや赤ちゃんを前に乗せる人、大量の荷物を積む人もおり、安全面が気になりました。
ホテルに荷物を置いた後、歩行者天国へ行き、夕食をとりました。
3月5日
タクシーでホーチミン市師範大学へ向かいました。5〜6人乗りのタクシーで、1人約150〜300円でした。
大学では開講式が行われ、放課後の過ごし方やお金の管理についてプレゼンを行い、意見交換をしました。
昼食は大学の学生や先生とレストランで食事を楽しみ、その後、フィールドワークの準備としてテーマや調査方法を相談しました。
活動後は、大学の学生が市内を案内してくれ、洋服店を訪れたり、カフェでジュースを飲んだりして交流を深めました。
アジア文化研修 現地報告【その2-1】
午前中はグループ発表を行い、日本の学生は日本の方言について、ベトナムの学生は結婚観について発表でした。
結婚観については共通点が多く見られ、とても興味深かったです!
午後はベトナム語の学習をし、『ありがとう』などの基本的な単語から、『私は~で~をしている』といった応用表現まで幅広く学ぶことができました。
私は特にかわいいと言う意味の『dễ thương』を気に入っています!
ベトナムの学生と楽しく勉強することができました!
その後はフィールドサーチを学生と一緒に行い、夜は公園でバーベキューを楽しみました!
バーベキューには和歌山大学の学生も参加していて、日本から持ってきたお米で作った美味しいオムライスをご馳走してくれました。
たくさんの交流ができて、とても楽しく思い出に残る1日になりました!
アジア文化研修 現地報告【その2-2】
今日はホーチミン市内の観光スポットやマーケットを巡り、ベトナムのカフェ文化やローカルのショッピングシーンを体験した。
最初に訪れたのはピンクの教会(タンディン教会)。
その名の通り、外観は鮮やかなピンク色で、とてもフォトジェニックだった。観光客が多く、特に韓国人や欧米人が多く訪れていた。
しかし、今回は内部には入れなかったため、外観のみの見学となった。それでも、ゴシック様式の美しいデザインを間近で見ることができ、ホーチミンの代表的なランドマークの一つを体験できた。
次に向かったのはコンカフェ(Cộng Cà Phê)。
ここでは、ベトナムならではのベトナムコーヒーを楽しんだ。
コンデンスミルクが入った甘くて濃厚なコーヒーは、日本のコーヒーとは全く違う独特の味わいで、とても美味しかった。ベトナムコーヒーは、フィルターを使ってゆっくり抽出するため、しっかりとしたコクがあるのが特徴。店内のレトロな雰囲気も魅力的で、ベトナムのカフェ文化を感じることができた。
午後は、3つのマーケットを巡った。
1. Ben Thanh Market(ベンタイン市場)
ベトナム最大級の市場で、お土産や衣類、食品などが揃っていた。
市場内はとても賑やかで、観光客向けの商品も多かった。特に値札がない商品が多く、値段交渉をするのが当たり前の文化を体験できた。交渉次第で価格が大きく変わるため、実際にやり取りをするのが楽しかった。
2. The Box Concept
若者向けのファッションブランドに集まるマーケットで、ストリート系の服や雑貨が多かった。店ごとに個性的なデザインがあり、ローカルブランドの勢いを感じた。特にTシャツのデザインがユニークで、ベトナムの若者がどんなファッションを好んでいるのかを知ることができた。
3. The New Playground
こちらもローカルブランドが集まるショッピングスポットで、The Box Conceptよりもさらにストリート感が強い印象を受けた。スニーカーやアクセサリー、ストリートファッションのアイテムが多く、店内のデザインも洗練されていた。価格はやや高めだったが、ホーチミンの若者文化を感じることができた。
アジア文化研修 現地報告【その3-1】
3月9日 カカオ農園見学
本日は、ALLUVIA CHOCOLATEのカカオ農園を見学しました。
カカオがチョコレートになるまでには、全部で7つの工程があり、カカオの実ができるまでに約2年の時間がかかることを学びました。
さらに、カカオの花が咲いてから実になるまでには4~6か月かかるため、収穫までには合計2年半もの時間が必要だそうです。農園では、12種類のカカオの品種が育てられており、それぞれ異なる特徴があることも教えていただきました。
収穫されたカカオの実は、発酵の工程に進み、約6日間の発酵期間を経て、チョコレート作りに適した状態になります。
工場見学では、実際にチョコレートが作られる過程を間近で見ることができました。
見学後には、チョコレートを型に流し込む作業や包装作業を体験しました。
最後に、実際に作られたチョコレートを購入し、楽しく学ぶことができた1日となりました。
アジア文化研修 現地報告【その3-2】
3月10日 日越文化体験
本日は、日本とベトナムの学生がいくつかのグループに分かれ、文化体験の出し物を行いました。
私たちは、着物の着付けや習字などを用意し、ベトナムの皆さんは、アオザイと呼ばれるベトナムの伝統衣装やお箸とボールを使った伝統的な遊びなどを紹介してくれました。
お互いの文化を実際に体験しながら交流することで、言葉の壁を超えて楽しむことができました。
日本とベトナムの文化には違いがありながらも、共通する部分も多く、相手の文化を知ることで理解が深まると感じました。特に、着物やアオザイの試着はお互いにとても盛り上がり、実際に身につけることで文化の魅力をより実感できました。
伝統的な遊びもシンプルながら奥深く、お互いに教え合いながら楽しみました。
今回の文化交流を通じて、日本とベトナムの文化の違いを学ぶだけでなく、互いの国に対する興味や親しみがさらに深まる機会になったと感じます。
アジア文化研修 現地報告【その4】
3月12日
今日はアジア文化研修最終日でした。
この日は僕たちがこの10日間の研修でホーチミンの学生と協力して調べたフィールドワークの最終結果を発表しました。
僕たちのフィールドワークのテーマはベトナムの学生たちのファッション事情についてです。
調べてみて分かったことは、ベトナムの多くの学生たちはShopeeというオンラインショップを使っているということです。理由は安さでした。服やズボンが30000ドン(日本円で150円程度)です。安い! rẻ、ついベトナム語がでてしまいました。これはさすがにオンラインショップを使うと思いました。
そして、すべての発表が終わり閉会式をしました。
なんとホーチミンの学生のみんなが僕たちと過ごした10日間の思い出の動画を作ってくれていました。10日間のことを思い出して泣きそうになりました。
また、日本語学部の先生からホーチミンの学生とのフィールドワーク終了証を授与していただき、みんなで写真を撮りました。
そのあとにフィールドワークで一緒に活動してくれたホーチミンの学生の3人に感謝の気持ちを込めてプレゼント、扇子を渡しました。
最後の自由時間にはピンク色の教会で有名なダンディン教会に行きました。とてもピンクでした。
大きな郵便局にも行きました。
僕はアジア文化研修に参加できてよかったと身に染みて思っています。
やはり現地に行って学べることはたくさんありました。また、話す言葉が違っても友達になること仲良くなることはできるということを改めて実感できて嬉しかったです。
僕たちを優しく迎えてくれたホーチミンの日本語学部のみんなにはとても感謝しています。
お互い遠く離れた場所にいますが、今はSNSがあるので会えなくてもこの研修で出会えた縁を大切にこれからもたくさん連絡を取っていきたいなと思います。
またこの研修を通して異文化を学ぶことの楽しさや異文化交流の良さを知りました。
この経験を周りに広めていきたいです。