国際交流

2015年度 米国教育研修活動日誌(アメリカ)

米国教育研修 現地報告【その1】

2月7日(日)

今日はサンフランシスコ観光に行きました。BARTと言う海の下を通る電車に乗りました。駅に着き、フルハウスのオープニングにも出てくるケーブルカー に乗りました。デッキに出て風を感じながらサンフランシスコの街並を見ることができました。特に、坂の上から見る景色は絶景でした。
お昼は、ボーディン サワードゥ ベーカリー&カフェのクラムチャウダーを食べました。さすがアメリカサイズ、サイズが大きいのでお腹いっぱいになりました。パンは少し酸っぱかったですが、クラムチャウダーにつけて食べると美味でした。次にフィッシャーマンズワーフに行き、たくさんのシーライオンを目の前に鳴き声を真似してみました。3つ目は、エクスラトパトリアムという科学博物館に向かいました。実際に参加できる体験型の展示がありました。子供や家族向けの博物館でしたが、学生の私たちでもあっと驚くことや、気付きがたくさんあり、十分に楽しめました。4つ目は、フェリービルディングに向かいました。色々なお店がありましたが、私たちが行ったのはハンフリー・スロコムというアイスクリーム屋さんです。どれも濃厚でとても美味しかったです。その中でも特にオススメは、向かいにあった現在日本では東京にしかないブルーボトルコーヒーとコラボしたアイスクリームです。最後にユニオンスクエアに戻り、BARTに乗って、カリフォルニア大学バークレー校のラボゲストハウスに帰りました。実際にサンフランシスコの街並みに触れることができ、貴重な経験になりました。

えみり、むつこ

フィッシャーマンズワーフにて
フィッシャーマンズワーフにて

米国教育研修 現地報告【その2】

2/8~2/11の4日間は、今回の研修の目的の一つであるRosa Parks elementary school へ行きました。バークレーの方針で学区を山から海にかけて縦割りにしていて、様々な環境にある子どもたちが一緒に学ぶ素敵な小学校です。
私たちは2年生のクラスを担当しました。この学校では、各学年ごとに休み時間が割り振られており、私たちは午前中までに2回、休み時間があり、遊ぶことによって距離が縮まり、すぐに子どもたちと打ち解けることが出来ました!3日目に、日本で入念に準備してきた授業をしました。本番、反省点もありますがクラスの子どもたちが喜んでくれたことが1番嬉しかったです。日本の独楽を紹介したのですが、興味津々になってずっと回っている独楽を見つめる子どもたちが可愛くて可愛くて仕方なかったです。
最終日は、"It's a small world"と"となりのトトロ"に手話やダンスをつけた全体パフォーマンスを披露し、保護者の方々が絶賛してくださいました。子どもたちにもトトロを知っている子どもたちも多く、喜んでくれました!
バレンタインデーということもあり、子どもたちが、私たちにもたくさんの手紙やプレゼントを用意してくれていて、離れるのが名残惜しくひたすらハグしていました。
たった4日間でしたが、講話や授業など、たくさんの内容が盛り込まれており、英語も堪能というわけではないですが、コミュニケーションをとれるようになりました。日本の小学校との違いを比較できたり、自分のこれからにこの経験を生かしていきたいと思います!
そして、何より子どもたちとの出会いに感謝しています。残りの実習も頑張ります!

Karen, Mayu

米国教育研修 現地報告【その3】

2月11日(木)

午後からは、UCバークレーの授業に参加させていただきました。academic languageについての授業でした。academic language とは、学校の学習に使われる特有の言葉で、教科の内容を理解したり、教科の中で他者と言語活動をするために必要な言語のことです。授業については予習してからの受講でしたが、UCバークレーの学生のための授業だったので、私たちが英語を聞き取り、ディスカッションに英語で参加するには限界がありました。しかしみんな長時間もの間、一生懸命理解しようと努めました。私たちも普段、何気なく略語や流行り言葉などをよく使っていることに気づき、改めて正しい言葉を使うことの大切さを感じました。私たちが教師になった際には、教師自身も正しい言葉を使い、子どもたちの使う言葉についても、正しいものとなるよう指導できる力を身に付けたいです。

田邊、瀧川

米国教育研修 現地報告【その4】

2月14日(日)

Happy Valentine's day!!!

今日は、みんなが研修の中でもとても楽しみにしていた California Disney!!
私たちは日本にはないアトラクションを中心にまわりました。早朝にホテルを出発し、並び、走り、、、ファストパスの取り方も素晴らしく、たった1日で7つのアトラクションを楽しむことができました。そこにしかないフードやドリンク、お土産を買ったりなど、充実した時間を過ごすことができました。最後には World of Color のショーを観ることができ、一生の思い出になりました。California Disney はとても広く、1日で約3万歩も歩いていました!!なかなか来ることができない場所なので、今回の研修で連れてきてもらえてとても嬉しかったです。

田邊、瀧川

米国教育研修 現地報告【その5】

2月16日(火)
今日は私たちは2校目の小学校に行きました。ライトハウスコミュニティーチャータースクールという学校です。学校の校舎を見てまず思ったことが、ガラスがたくさん使われているということです。聞いたところ、この学校では開かれたクラス作りを基本としているようで、いつでもクラスの様子が誰でも見れるようにしているそうです。
まず最初に、学校の概要について教えていただきました。チャータースクールとは、政府ではなく、地域のお金で成り立っている学校です。学校には、学力関係はなく、抽選会で選ばれた子どもたちが通っています。自分たちでカリキュラムを作ることができ、幼稚園から高校生までの子どもたちが通っています。次に Coffee Tuesday という保護者の前で生徒がプレゼンをする活動を見学しました。黒人の高校生が黒人差別についてプレゼンをしていて、生徒さんの思いに保護者の方が共感している姿がとても印象的でした。次に各クラスの授業の様子を見学しました。Home Language という授業があり、少人数でスペイン語を学んでいる授業見学しました。母国語もしっかり学ぶことで自分のアイデンティティーを大切にすることの重要性を学びました。
次に私たちが考えてきたプレゼンをしました。私たちは、かざぐるまを子どもたちと作る授業をしました。ロザ・パークスと比べて、初めて会う子どもたちに授業したので、不安が大きかったのですが、子どもたちは、日本に興味を持ってくれて、楽しく授業をすることができました。かざぐるまを外で元気にまわしてくれたことがとても嬉しかったです。そのままリセスという休憩時間に移ったのですが、子どもが小さな日本とアメリカを砂場に書いて、架け橋をかけてくれたところが印象的でした。
次に、来年度に作る予定の姉妹校についてのお話を聞きました。姉妹校での基本の考え方として make in というものがあり、ものをつくることで表現する力を養い、デザインすることで感性を養うというやり方で子どもたちを育てていくということについて教えていただきました。日本にはない考え方であり、衝撃と新鮮さを感じました。また、カリフォルニアには、シリコンバレーがあり、電子機器が有名であるので、子どもにプログラミングを教えることが多く、幼稚園の子どもたちからプログラミングを教えていることにとても驚きました。今日は、アメリカと日本の考え方の違いであったり、教育の方法をの違う見方を知ることができ、とても良い刺激をいただき、充実した時間を過ごすことができました。明日は、もう一校小学校を見学するので、どんな学校なのか楽しみです。明日もしっかり学んでいきたいです。
西田・福泉

米国教育研修 現地報告【その6】

この研修で3校目はパロアルトのオーロン小学校へ行きました。アメリカの一般的な小学校は児童数300~400人ほどの規模だそうですが、オーロン小学校は児童数が約600人の大きな小学校でした。日本の総合的な学習につながるようなプロジェクトベースドラーニングを主に行っていて、見学させていただいた時はペンギンをテーマに文章を読んでペンギンの体の色を塗り分けたり、おもりやメジャーを使ってペンギンの実際の重さや背の高さを感じたり、すべての教科を合わせて学習を行っていたことが印象的でした。学校の敷地内には農場もあり、そこで野菜や薬草などの植物や羊やニワトリなどの動物も育てていました。その世話は子どもたちや保護者の方々が協力してするそうです。実際に植物や動物に触れることで知識を得ることができるのはとても魅力的に感じました。中国系の子どもが多く、幼稚園から1年生のクラスの中には1日のうち80パーセントを中国語で授業を行っているクラスもありました。学年が上がるにつれて中国語での授業の割合は減っていき、英語の割合が増えるそうですが、それだけ中国系の子どもたちが多かったです。教室の中も英語と中国語が両方書いてある掲示物があったり、中国の行事に関する飾りがあったりしました。今回は見学だけだったのですが、これまで行かせていただいた Rosa parks や Light house とはまた異なった学校の様子を知ることができ、良い経験になりました。

午後はスタンフォード大学の見学に行きました。卒業生である中植先生が校内を案内してくださったのですが、あまりの広さにとても驚きました。とても広いので車や自転車での移動が主だそうで、親和何個分なんだろう...という会話をしながら散策しました。
美術館のように昔の計算機やパソコンが展示してあったり、ロダンの地獄門という有名な像があったりと、見所が盛りだくさんでした。バークレー大学とはまた違った雰囲気を感じることができてよかったです。中身のぎゅっと詰まった、濃い1日になりました。

井口、安楽