お知らせ
創立60周年記念 第17回国際教育フォーラムを開催しました
6月27日(土)、本学にて第17回国際教育フォーラムを開催しました。
今年度は「教育の未来:課題と展望」をテーマに、幼児教育・保育、教員養成、インクルーシブ教育、アセスメントに関わる先生方をお迎えしました。
開会の辞および学長挨拶、山根耕平学園長による趣旨説明に続き、基調講演として、エリザベス・モーレイ先生(トロント大学附属ジャックマン博士こども教育研究所実験校 名誉校長)より、「子ども期の教育の未来――明日のために、心と知性を育む」と題してご講演いただきました。
子どもの主体性や協働的な学び、社会的・情緒的な力の大切さについて、実践例を交えながらお話しいただきました。また、AIが広がる時代においても、人間らしさや共に生きる力を育むことは、教育に携わる私たちの大切な役割であることを示してくださいました。
続くシンポジウムでは、まず、パク・ヘジュン先生(ソウル大学 児童発達・家族学教授)より、「インクルーシブな学びの場の実現に向けて――韓国・SNU CCESRの事例から」と題してご講演いただきました。
子どもを「できないこと」や「困難さ」だけで捉えるのではなく、その子の得意分野や関心に目を向けることの大切さについてお話しいただきました。また、日常の保育の中で、保育者と専門家が共に観察し、計画し、支援していく協働モデルについてもご紹介いただきました。
次に、イ・スンヨン先生(梨花女子大学校 幼児教育学科教授・梨花女子大学校附属幼稚園園長)より、「韓国の幼児教員養成教育――教育実習の改善を中心に」と題してご講演いただきました。
韓国における幼児教育・保育制度や幼児教員養成制度の現状を踏まえ、教育実習をより実践的で充実したものにするための取り組みについてお話しいただきました。
最後に、谷島直樹先生(九州大谷短期大学)より、「評価から共同創造へ――アセスメント観から考える幼児教育の未来」と題してご講演いただきました。
ニュージーランドの幼児教育カリキュラム「テ・ファーリキ(Te Whāriki)」やラーニングストーリーの考え方に基づき、子どもを判定するための評価ではなく、子どもの声を起点として、子ども・保護者・保育者・地域が共に学びの意味と可能性を見出していくアセスメントについてお話しいただきました。
講演後には質疑応答を行い、登壇者の先生方と参加者が意見を交わしました。
国や制度、専門分野は異なりながらも、子ども一人ひとりの声や関心、可能性に寄り添い、保育者、保護者、専門家、地域が共に学びを支えていくことの重要性を考える機会となりました。
当日は、保育園・こども園・幼稚園・学校関係者、本学学生、本学教職員など、多くの方にご参加いただきました。
参加者からは、「子どもの主体性や学びの可能性について改めて考える機会となった」「海外の教育実践や制度を知ることで、日本の保育・教育を見つめ直すことができた」「評価や支援のあり方について、新たな視点を得ることができた」などの感想が寄せられました。
ご参加くださったみなさま、ご登壇いただいた先生方、誠にありがとうございました。








