国際交流

2014年度 海外芸術・教育研修活動日誌(イタリア)

海外芸術・教育研修 現地報告【その1】

2014年9月6日(土)~9月8日(月)

私たち学生20人と教員3名は関西空港で結団式のあと一路ローマへ出発しました。14時間のフライトにもめげずみんな元気です。

7日は、バスでナポリまで移動し、船でカプリ島に渡りました。カプリ島は、石灰岩で出来た断崖絶壁の島で変化に富んだ洞窟や入江が多く見られました。残念ながら、条件が悪く青の洞窟には行けませんでしたが、代わりに、船で島を半周しエメラルドの洞窟などを見ることが出来、海の色の美しさに息を飲みました。「ナポリを見て死ね」と言うことわざにあるように、ナポリは本当に素敵な場所でした。

8日は、ローマ市内の歴史と芸術を巡る旅でした。バチカン市国とコロッセオを訪れローマ時代とルネサンスの偉大さに圧倒されました。

明日は、いよいよローマ日本人学校への訪問です。
気を引き締めて頑張ります。
(M.A/N.M)

出発式
出発式
カプリ島 エメラルドの洞窟
カプリ島 エメラルドの洞窟
ヴァチカン市国 サン ピエトロ教会広場
ヴァチカン市国 サン ピエトロ教会広場
コロッセオの前にて
コロッセオの前にて

海外芸術・教育研修 現地報告【その2】

2014年9月9日(火)

楽しみにしていたローマ日本人学校訪問。終ってみるとあっという間の時間でしたが、とても有意義な時間になりました。
児童数が少ない中での授業ですが、積極的に発表し真剣に授業を受けている姿が印象的でした。全校生徒のみなさんとのパフォーマンス交流では、日本人学校の児童のみなさんの素晴らしい歌声に胸を熱くし、私たちはふるさとの四季より「われは海の子」や「ふるさと」などの合唱を披露し、南中ソーランを踊りました。練習の成果を十分に発揮できたと思います。

最後は日本人学校の子どもたちと私たち全員で、合唱をしました。一体感を感じることができ、みんな自然と笑顔がこぼれていました。
その後クラスに分かれ折り紙やなわとびサッカーなどのレクリェーションをしました。どの班も短時間ではありましたが時間いっぱい子どもたちと遊ぶことができ、最後は名残惜しい気持ちでいっぱいでした。日ごろ全校わずか30人の児童だけの生活なので私たちの訪問は、子ども達にとっても刺激的で貴重な体験になったと思います。
私たちも達成感とこれまでの努力が報われた思いで、胸がいっぱいになりました。

夜は初めての自由行動で、ローマの街を歩いたりなれないイタリア語を使ってピッツァやジェラートを買いました。
ローマでの4日間が終わり、明日はトスカーナ地方に向けて出発します。
みんな元気です。
(K.E/W.I)

ローマ日本人学校
ローマ日本人学校
ローマ日本人学校児童との合唱
ローマ日本人学校児童との合唱
合同合唱
合同合唱
学生による踊り「南中ソーラン」
学生による踊り「南中ソーラン」
給食
給食
体育館でのレクリエーション
体育館でのレクリエーション

海外芸術・教育研修 現地報告【その3】

2014年9月10日(水)

今日はローマを出発してチヴィタ ディ バーニョレージョに行きました。
ここは天空の城ラピュタのモデルになったと言われるところです。曇り空でしたが、上から見た景色は自然豊かで、とても清々しいものでした。
午後にはトスカーナの風景をスケッチする予定でしたが、あいにくの雨のため写真を撮るだけになりました。ぶどう畑やオリーブ畑、牧草地など見渡す限りの広大な丘陵地帯に自然を感じることができ、爽快でした。
夕方にはシエナ近郊のアグリツーリズモ体験ができる宿舎に無事着きました。1400年代に建てられた建物を改築した宿舎ですが、オーナーさんに暖かく家庭的な雰囲気で迎えていただき、ほっとしました。曇り空のなか散策しましたが、空気が綺麗で涼しく過ごしやすいところです。
バスの移動時間が長かったですが、みんな元気です。
明日は畑の果物や野菜を収穫して調理体験があるので楽しみたいと思います。
(M.I/C.S)

チヴィタ ディ バーニョレージョの街を望む
チヴィタ ディ バーニョレージョの街を望む
チヴィタ ディ バーニョレージョの広場にて
チヴィタ ディ バーニョレージョの広場にて
オルヴィエートのドゥオーモ(教会)
オルヴィエートのドゥオーモ(教会)

海外芸術・教育研修 現地報告【その4】

2014年9月11日(木)

今日は昨日の夜からの雷雨がやまず、午前中は大雨でした。でもその中でリコッタチーズをふんだんに使ったタルト、自家菜園のバジルを使ったジェノベーゼソースのペンネ、薄い子牛肉を使ったミラノ風カツレツを作りました。イタリア人のマンマに教わりながら、みんなで協力してテキパキと料理が完成しました。早速いただきましたが、自分たちで作った料理は味わいもひとしおでした。作り方も教わったので、日本に帰って早速作ってみたいです。

午後からは午前中までの雷雨が嘘のように晴れ上がり、真っ青な空が広がりました。その中をイタリアの京都とも言うべき古都シエナを観光しました。ドゥオーモは町の中心であり、数百年をかけて完成しました。したがって、内部はロマネスク様式、外部はゴシック様式という壮大な建物でした。ちょうど8月15日からはじまったマリア被昇天祭の期間のため通常は見ることができない精巧なモザイク模様の床面を鑑賞することができラッキーでした。大理石の象嵌でできた床面1枚を完成させるのに200年もかかったそうで、信仰心の厚さと財力に圧倒されました。

夜は、宿舎の庭でバーベキューを楽しみました。厚さ2センチ以上のキアーナ牛のステーキは、噂通りの絶品でした。夜が更けてからは、日本では味わうことのできない満天の星空を眺め、「先生になれますように」と願いをかけました。明日は、いよいよフィレンツェに向けて出発です。みんな元気です。
(A.S/M.T)

ミラノ風カツレツ 調理実習
ミラノ風カツレツ 調理実習
ジェノヴェーゼとミラノ風カツレツリコッタ
ジェノヴェーゼとミラノ風カツレツリコッタ
チーズケーキ
チーズケーキ
シエナの大聖堂(ドゥオーモ)
シエナの大聖堂(ドゥオーモ)
アグリツーリズモの宿舎にて
アグリツーリズモの宿舎にて
野外での夕食 バーベキュー
野外での夕食 バーベキュー
キアニーナ牛のステーキ
キアニーナ牛のステーキ
スイカのデザート
スイカのデザート

海外芸術・教育研修 現地報告【その5】

2014年9月12日(金)

今日は雨の中、自然いっぱいのアグリツーリズモの宿舎を出発して、ルネッサンス文化の中心の街フィレンツェへ向かいました。ここは、別名花の街とも呼ばれ、日本でいう京都のような碁盤目の町並みが広がっています。
フィレンツェの街はアルノ川を挟んで街が広がっており、坂がなくフラットです。

まず始めに、ミケランジェロ広場に行き、フィレンツェの街を一望しました。川の向こうにドゥオモや寺院の搭が見えて、壮大なパノラマが広がっていました。

お昼は久しぶりの中華料理で、お腹も心も満たされました。

午後からは、ドゥオモを訪れました。外観はカメラに収まりきらないほど高く大きく、中は今まで見てきた教会よりもシンプルな造りになっていました。

次にアッカデミア美術館を訪れました。そこには、ミケランジェロの作品が多く展示されていました。美術館の一番目立つところに展示されていたのが、みなさんご存知のダヴィデ像です。ダヴィデ像の瞳はハート型になっていることを知り、驚きを隠せませんでした。

毎日、恒例のジェラートも食べ、ガイドのりかさんにスーパーやいろいろなお店を教えていただき、夕方からの自主研修に生かすことができました。

今日から二日間泊まるホテルは5つ星の高級ホテルで、慣れないホテルに少し緊張していますが、みんな元気です。明日はウフィッツィ美術館でルネッサンスの美術作品と出会うことができます。楽しみです。
(H.O,K.N)

海外芸術・教育研修 現地報告【その6】

2014年9月13日(土)

昨日とは打って変わって今日は晴天でした。

ウフィッツィ美術館にてルネッサンス芸術の絵画を研修しました。当時有名だった画家の肖像画がたくさんあり、その中には、初めて描かれた夫婦の肖像画もありました。また、ボッティチェッリのヴィーナスの誕生や春を鑑賞しました。

続いてレオナルド・ダ・ヴィンチの受胎告知を見ました、角度によって中心の机の見え方が変わるなどを実際に体感することができました。また、廊下には「グロテスク」や「ナルシスト」の語源となった絵の天井画を見ることができました。教科書でしか知らなかったルネッサンス絵画を目の当たりにすることができ、感銘を受けました。

次に、革製品工場へ研修に行きました。フィレンツェは革製品で有名で、日本とは違い、柔らかい羊や鹿の革を用いたバッグやジャケットなどがありました。実際に革のボックスを作るところを見学し、お土産もしっかり選ぶことができました。

午後からの自主研修では、それぞれ班に別れ、463段の階段を登りドゥオーモの上からフィレンツェの街並みを一望したり、ジェラートを食べたり、世界遺産になっている街を時間いっぱい散策しました。

明日は長距離移動なので体調を整え、ピサを経てミラノに向かいます。

(A.M/N.Y)

ドゥオーモの丸屋根とジョットの鐘楼を望むウフィツィ美術館のテラスにて
ドゥオーモの丸屋根とジョットの鐘楼を望むウフィツィ美術館のテラスにて
サンタ・クローチェ教会
サンタ・クローチェ教会
メディチ家の歴史とともに芸術を学ぶ
メディチ家の歴史とともに芸術を学ぶ

海外芸術・教育研修 現地報告【その7】

2014年9月14日(日)~9月15日(月)

昨日はピサを研修しました。ピサの斜塔に登ったのですが、過去20年のイタリア研修で2回目だと聞き、驚くとともに、とても貴重な体験ができたことを幸運だと思いました。

今日は、ミラノの保幼小一貫校のMaria Consolatrice校を訪問しました。イタリアでは今日が新学期第一日目だそうです。小学校の授業参観では、小グループに分かれた協同的な学びを追求していることがよく分かりました。幼稚園の子どもたちとは実際に交流をすることもできました。パフォーマンス交流では、合唱と踊りを披露しました。大きな拍手とともにアンコールまでいただき、何度も練習した甲斐があったと嬉しく思いました。子どもたちの大きな歌声も聞かせてもらえて元気をもらいました。

おいしい食事をいただいたあと、小学校長先生や園長先生からこの学校園の方針や取り組みについてお話を聞きました。これから教師になる上で大切なことをたくさん学びました。子どもを愛し、優しく寄りそえる先生になりたいです。帰り際、別れが惜しくて涙を流す学生もいました。

今日に引き続き明日は、モンテッソーリ校を訪れ、研修するので気を引き締めて頑張りたいと思います。
(C.O/M.T)

ピサの斜塔の階段は斜めでした
ピサの斜塔の階段は斜めでした
新学期が始まったばかりの教室で
新学期が始まったばかりの教室で
こどもたちが目を丸くした南中ソーラン
こどもたちが目を丸くした南中ソーラン
すぐに ともだち
すぐに ともだち
イザベッラ先生の講義
イザベッラ先生の講義

海外芸術・教育研修 現地報告【その8】

2014年09月17日(水)

今日はミラノのCasa dei banbini(幼稚園・小学校)を訪問しました。まだ新学期が始まって間もない中、私たちを快く迎えてくださいました。ここではモンテッソーリ教育が行われています。まず初めに、幼稚園を見学させて頂きました。幼稚園のモンテッソーリ教育では、家庭と学校の差をできるだけなくすよう、小さなアイロンや洗濯用具など日常生活に関する教具を多く用いて、まるで家にいるように子どもたちが安心して学ぶことができます。次に、小学校を見学させていただきました。ここでは、6歳から11歳の異年齢の子どもたちが一緒に学んでおり、クラス分けもされていません。その中で子どもたちが自分たちの学びたいことを選び、自由に学んでいました。教室だけでなく、廊下も学びの場になっており、様々な教具が用意されていました。私たち25人が突然訪れたにも関わらず、集中力を切らさず真剣に学んでいる子どもたちに圧倒されました。
ディピエッロ校長先生の3時間に及ぶ具体的な実地説明を受け、先生のモンテッソーリ教育に対する情熱を間近で感じとることができました。

私たちの合唱と踊りのパフォーマンス交流ではピアノが使えないというハプニングもありましたが、みんなで力を合わせてやり遂げることができました。子どもたちの反応もよく、達成感を得ることができました。私たちにとってイタリア最後のパフォーマンスでしたが、悔いの残らないものとなりました。

その後、サンタ・マリア・デッレ・グラーツィエ教会へ行き、ダ・ヴィンチ作の「最後の晩餐」を鑑賞しました。教科書でしか見たことのない有名な絵画を間近で見ることができ、圧倒されるとともに感動しました。

明日はついに最後の目的地、ヴェネチアへ向かいます。気温も低くなるので体調管理に気をつけて行ってきます。
(M.U/H.T)

モンテッソーリ教育の教具
モンテッソーリ教育の教具
歌のパフォーマンス
歌のパフォーマンス
ディピエッロ校長先生の講話
ディピエッロ校長先生の講話
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会にて
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会にて

海外芸術・教育研修 現地報告【その9】

2014年09月18日(木)

ミラノからバスでヴェネツィア本島へ移動、そして水上タクシーに乗りホテルに向いました。ヴェネツィアの海は明るい青色で、忙しくボートが行き交う水上交通の要地です。

その後、レストランでお昼にイカスミスパゲッティを食べ、口の中を真っ黒にし、お互いの顔を見て笑い転げました。次に数日前までは水没していたというサンマルコ広場に出て、あまりの広さに圧倒されました。細かいガラスの装飾のドゥカーレ宮や、ヴェネツィアの繁栄を物語る絵画が飾られたサンマルコ寺院を訪れました。ヴェネツィアンガラス工房では、マエストロが目の前であっという間にガラスの水差しを完成させ、その手際の良さに思わず息を飲みました。

夕方には本日のメイン、待ちに待ったオペラ鑑賞のため、フェニーチェ劇場へ向かいました。事前指導で「トロヴァトーレ」を学んでいたので、イタリア語ではありましたが、楽しむことができました。最前列で鑑賞することができ、より一層、迫力と感動につつまれました。明日は、最後のイタリア研修日です。

自分たちでたくさん吸収して、悔いの残らないよう日本に帰りたいと思います。
(A.T/K.S)

アカデミア美術館にて
アカデミア美術館にて
ヴェネツィアンガラス工房
ヴェネツィアンガラス工房
フェニーチェ劇場でオペラ鑑賞
フェニーチェ劇場でオペラ鑑賞

海外芸術・教育研修 現地報告【その10】

2014年09月19日(金)

今日はとうとう最後の研修日となりました。朝から各班ごとに自主研修をし、今までの経験を活かしながら、楽しくヴェネツィアを散策しました。最終日ということもあり、お土産選びに夢中になりました。ガラス工房に行ったり、街のお土産屋に行ったり、各班ごとにヴェネツィアを満喫しました。

夕方からは待ちに待ったゴンドラです。ゴンドラにはアコーディオン奏者とバリトン歌手に同乗していただき、素敵な音楽と歌声に包まれながら、夕日に照らされた街を堪能しました。素敵な景色に音楽に、身も心もヴェネツィアに染まりました。
夜はイタリア最後の晩餐でした。先生方からヴェネツィアの刺繍のプレゼントをいただきました。この2週間の感謝の気持ちと嬉しさでいっぱいになりました。

また、誕生月の学生にはケーキのサプライズもあり、より一層盛り上がりのある晩餐となりました。
晩餐のあと、Chiesa San Vidal教会にて、弦楽アンサンブル鑑賞をしました。ヴィヴァルディ作曲「Quattro Stagioni(四季)」などを聴き、言葉を超えた音楽の素晴らしさを身を持って感じることができました。心地よい響きと広がる音色に感動し、音楽の余韻に浸りながら、研修最後の夜を締めくくることが出来ました。長いようで短い2週間でしたが、とても充実した研修となりました。今から飛行機でイタリアを旅立ちます。
Grazie Italia.
Arrivederci Italia. (A.O/S.M)

アカデミア美術館近くにて
アカデミア美術館近くにて
イタリア最後の夕食
イタリア最後の夕食
ゴンドラに乗って
ゴンドラに乗って