国際交流

お知らせ

5月18日(土)「第15回国際教育フォーラム」を開催いたしました

 「第15回国際教育フォーラム」は、「幼児教育の現状・課題・未来~デジタル時代における幼児教育を考える~」をテーマに、韓国からスンファン・キム氏(梨花女子大学校)、中国からジョウ・ジュンカイ氏(中国教育部幼稚園園長研修センター長、東北師範大学附属幼稚園園長)、そして兵庫からは亀山秀郎氏(認定こども園七松幼稚園理事長・園長)をパネリストとしてお招きし、コーディネーターは、本学教育学科教授の福井逸子が務めました。

 本フォーラムは二部構成で行い、一部の基調講演では、「教育の未来を展望する〜幼児教育から高等教育まで〜」をテーマに、本学の松田恵示学長が講演をいたしました。

 基調講演では、学習者の主体的なエージェンシーを育むこれからの学びが「遊び」という切り口から考察され、ユーモアも交えて紹介された遊びの本質をめぐる様々な洞察は、続くシンポジウムへと繋がる視点を提供するものとなりました。

 二部のシンポジウムでは、コーディネーターの福井教授が進行し、キム氏、ジョウ氏、亀山氏より、各国の幼児たちがICTを活用して主体的な創作活動を行なっている様が紹介され、それぞれの文脈における幼児教育のデジタルトランスフォーメーションをめぐる展望や課題が論じられました。ディスカッションでは、参加者からの質問にも答えながら、人間主体の探究的な学びにおけるICTの意義について議論が深められました。

 今回は、日頃から本学の教育にご支援いただいている教育・保育関係者の方々、本学の学生や卒業生、さらに中国から幼稚園園長研修で来日された19名の方々など、教育・保育に関して関心を持たれている方々に多数ご参加いただきました。

 本学では今後も教育職・保育職の更なる資質向上をめざして、明日の子どもたちの教育・保育の豊かな実践につながるような活動を企画してまいります。