『教員養成講座』をおこないました。

2024年1月20日（土）の午前中、各教育委員会の指導主事による『教員養成講座』を開催いたしました。

この『教員養成講座』は教員採用試験の試験内容等を聞く内容ではなく、各先生方の豊富な経験を織り交ぜながら昨今の教育現場に焦点をあて、今後、教員をめざす学生とともに考える講座として、毎年実施しています。
対象は小学校・中学校・高等学校・特別支援学校の教員をめざす学生です。

今年度も、兵庫県教育委員会 および 神戸市教育委員会にご協力を賜り、現在の教員になりたい思いや考えを参加型（ペアワーク）で意見交換をおこなったり、授業づくりのポイント、各自治体の特色ある教育や採用された後の研修・育成プログラム、新規採用の研修の様子などを丁寧に説明くださいました。
学生にとっては、多くの発見や気づきにつながる貴重な時間を過ごすことが出来ました。

＜参加学生のコメント（一部紹介）＞
・とても分かりやすくて1時間が一瞬でした。主体的・対話的で深い学びを行うためには、どうしたら良いのかを具体的に上げてくださったので、イメージすることができました。その内容を実際に児童にさせてあげられるような教師になりたいと改めて思いました。
・私自身も、子供に寄り添うとはどういうことかと言われると、「勉強が苦手な子には〜」と物理的な解答しか出来なかったけれど、今日の話を聞いて距離感を大切にすれば良いと分かりました。自分を振り返り、その子や周りにとって何が良かったのかや、どういう雰囲気を率先して作っていけるかが、問われていると感じました。
・端的でわかりやすく、頭に内容が入ってきました。経験をたくさん積まれて来られた方のお話は本当に自身の学びにつながるということをいつも実感させられます。私は、実習でしか教壇に立ったことはないけれど、たった一度の経験からでもたくさんのことを学びました。この経験と照らし合わせながらお話を聞くことでさらに学びにつながりました。もっと多くの方のお話を聞きたいと改めて感じました。

年度末お忙しい最中に本学までお越しくださり、ご講演の先生方をはじめ、各教員委員会の関係部署の方々にご協力いただきましたこと、改めて感謝申し上げます。

引き続き、本学では学生が多く成長できる機会をつくり、『先生になる！』という将来への夢づくりを大学全体でサポートしていきます。