お知らせ
神戸市の久元市長が、本学の学生を対象に特別講演を実施しました!
12月16日、神戸市の久元喜造市長による特別講演「ともに考える神戸のまちづくり」が神戸親和大学で実施されました。1年次生以上の共通科目「世界の現状と課題」の中で行われ、約100名の学生が受講しました。
講演に先立ち本学の松田学長から、久元市長への講演に関する歓迎の挨拶と、久元市長が小中学校時代を鈴蘭台で過ごされた経験があることなど略歴紹介がありました。
その後、久元市長が「ともに考える神戸のまちづくり」と題して、人口減少が久しく続く神戸市において、短期的に人口増を目指すのではなく、中長期的に神戸市民が幸せになることを基本に、タワーマンションの規制を行い都心部への人口集中を是正し、都心部には、オフィスや商業施設を集積させ、そこに行けば魅力的な店舗やレストラン等がある、人が行き交う街づくりを行い、また鈴蘭台駅、西神中央駅、名谷駅、花山駅等地域の拠点駅の再整備を行うことで住みやすい郊外にして、都心部と郊外がともに発展していくといった神戸市の考え方・取組についてお話されました。
他にも、神戸市民にとって身近な問題である空き家問題や、里山の再生、耕作放棄地の再生、子育て分野等への取り組みなど、市民に寄り添った数々の具体的な取り組みについてお話をいただきました。久元市長から具体的な取り組みの数々を伺うことで、学生も"人間らしい温かいまちづくり"を目指している神戸市の考え方について理解が深まったと思います。
講演の後、学生からゴミの分別や公立学校の問題など、身近な問題に関する質問が多くでましたが、久元市長は学生の質問に対し、ひとつひとつ真摯に応対してくださいました。
普段、神戸市がかかえる課題とその取り組みについて深く考えることが少ないであろう学生たちにとって、久元市長から市民の寄り添った具体的活動の数々のお話を伺うことで、神戸市の課題を身近なこととしてとらえ、関心がとても大きくなったことと思います。
神戸親和大学では、2025年の秋学期から神戸市北区との取組「地域共創科目」をスタートする予定をしており、様々な地域課題やテーマに取り組んでいきたいと思います。
最後に、本学学生の為に特別講演を実施いただいた久元市長に感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。