お知らせ

心理学科主催講演会を開催いたしました

2017年6月30日(金) 14:40~16:10
☆講 師: 福澤一吉 氏(早稲田大学文学学術院教授)
☆演 目:「卒業論文に必要な日本語のリテラシー 考えるということ=論証(推論)」

6月30日(金)4限に、本学531教室において心理学科主催講演会が行われました。 講師として、早稲田大学文学学術院教授 福澤一吉氏に 「卒業論文に必要な日本語のリテラシー 考えるということ=論証(推論)」という演題で、ご講演いただきました。

ふだんの生活の中で意識していなかった、何気ない会話の中に論証がありました。

論証とは、ある根拠があり、その根拠から何らかの主張(結論)を導くことであること、つまり、経験的事実から非経験的事実を適度な飛躍でつなぎ、主張することです。 そして、根拠に含まれない結論で主張をひきだす。 これに「なぜなら~」という仮定がつくと、それは論拠となり、根拠と結論をつなぐことになるそうです。 論拠がない場合は推定するので、そこから批判的思考や研究が生まれるのかなと思います。

参加した約60名の学生は演習で意見を交わしながら、大学の最終学年で卒業研究の成果として提出する卒業論文の書き進め方を考えるきっかけになったと思います。

ふだんの生活の中でも論証を意識してみると今まで気づかなかった発見があるかもしれません。