お知らせ

【通学部】秋学期の授業-対面授業とオンライン授業の併用について-

通学部 学生、保護者の皆様へ


学長 三井 知代


 8月11日の本学ホームページで、令和2年度の秋学期の授業は対面授業とオンライン授業で行うことをお知らせいたしました。
 本学はコロナ禍において学生の皆さんの健康を守ること、同時に学習の継続と充実を図ることを基本方針としております。この方針に則り、秋学期はできる限り安全な形で対面授業を行いつつ、オンライン授業も取り入れていくという形をとってまいります。
 これまで本学は、教員と学生、学生同士が直接語り合い、学びあい、交流すること、つまりキャンパスでの「人と人とのふれあい」が学びの環境として非常に大切であると考えてきました。しかし、春学期は感染拡大のため、このような対面での学びの環境を学生の皆さんに十分に提供できなかったことを残念に思っています。新型コロナウイルス感染症の拡大は続いていますが、この感染症への対応については、現在分かってきたことがあります。感染ルートは基本的には飛沫感染が主で、一部に接触感染や空気感染が起きていること、それゆえ、感染防止で重要なことは3密を避ける、手指の消毒、マスクの着用を徹底することとされています。本学は、秋学期はこのような感染防止策を最大限取りつつ、対面授業を行い、同時にオンライン授業を併用することにしました。
 本学のカリキュラムには対面授業できめ細やかな指導を必要とする科目が多くあります。秋学期はそれらの科目は可能な限り、対面授業で実施したいと考えています。特に、実技・実習・実験系科目、ゼミ、語学などの科目は、秋学期は原則対面授業で行う予定で現在準備を行っています。学生の皆さんは学内においても、対人距離を取り、マスクの着用、手指の消毒を行って頂いたうえで、対面授業に参加してください。
 一方、春学期の先生方の経験、そして学生の皆さんのアンケート調査から、オンライン授業では対面授業とは異なる教育効果も見出されています。また、春学期のオンライン授業にはいくつかの課題があることも分かりました。秋学期に向けて、オンライン授業方法の改善や工夫を行うこと、そして対面授業とオンライン授業の併用でより充実した授業を展開できるよう大学全体で取り組んでいきたいと考えています。
 学生の皆さんも春学期のオンライン授業の経験により、新たな学び方を手に入れることが出来たと思います。様々な制限があるコロナ禍においても、主体的に学び、他者とコミュニケーションを取り、世界とつながる道があることを実感されているのではないでしょうか。今回の経験をぜひ今後の大学生活に生かしてください。
 この夏はどうか健康に気をつけてお過ごしください。
 秋学期にはキャンパスで皆さんとお会いできることを教職員一同心より楽しみにしています。