お知らせ

企業課題解決プログラム・キックオフ(株式会社マルヤナギ小倉屋×神戸親和大学PBL授業)

 2024年5月8日、株式会社マルヤナギ小倉屋と神戸親和大学の学生が企業課題解決プログラムを開始しました。この取り組みは、神戸市東灘区に本社を持つマルヤナギ小倉屋と、神戸親和大学のプロジェクトベイストラーニング基礎Bを受講する2年生たちが共同で進めるものです。マルヤナギは、健康価値が高く現代人に必要な食物繊維が多く含まれる国産もち麦の生産と商品化に力を入れており、今回の課題は「兵庫県産もち麦の認知度向上と若年層の市場開拓」です。

 プログラムは4月から開始。
 学生たちはマルヤナギの店舗を見学し、事業内容や課題について詳しく学びました。社員からは、同社が地域に根ざし、健康価値の高い食材を提供してきた歴史や、今後の展望について説明がありました。特に、家庭での調理が減少している伝統食材を、現代のライフスタイルに合わせて提供することに力を入れている点が強調されました。

 続いて行われたもち麦おはぎの試食会では、学生たちはその新しい食感や味わいを体験しました。留学生からは、「おはぎは甘いというイメージだったが、もち麦入りのおはぎはちょうど良い甘さ」との意見や、「きな粉はネパールにもあり、親しみやすい」との声が上がりました。日本人学生からも、「もち麦のおかげでおいしい」との好評が集まりました。この試食体験を通じて、学生たちは販促提案に向けた新たな視点を得ることができました。

 企業からは、学生たちに対して「柔軟な発想で、新しい提案を期待している」との期待が示されました。また、指導教員からは「試食体験を通じて得た感覚を活かして提案を行って欲しい」との励ましがありました。授業期間は7月末までで、学生たちがどのような提案をまとめるのか、その進展が期待されます。

 なお、本プログラムはコンソーシアムひょうご神戸の取組として行われています。

 詳細はコンソーシアムひょうご神戸の情報サイトにも掲載されています。詳しくはこちら

【コンソーシアムひょうご神戸とは】
 兵庫県内の大学・短期大学・高等専門学校 36校による大学間連携組織です。県内高等教育機関をつなぐプラットフォームとして、産官学連携の視点で、国際交流、学生交流、教育連携、キャリア、高大連携、FD・SDなどの分野で多様な学びの場づくりを推進中。

まるやなぎの社員さんたちとの集合写真