“学び”の道のり
実 習
取得希望の教員免許状・資格に応じた実習の受講が必要です。
「なにをどうする?」がイメージできる体験談を紹介します。
STEP.01
履修登録
実習受講への第一歩。入学時に「履修登録用紙」で科目を登録。
STEP.02
申請・手続き
「実習希望届」等の書類提出や手続きなどが必要です。不備がないよう確認を。
STEP.03
実習受講資格判定
実習実施予定前学年末に次学年での実習受講資格を判定。要件(必要な科目・単位の修得)を満たせない場合、実習の受講はできません。
STEP.04
事前指導スクーリング受講
実習の心得や実習記録の書き方等を学びます。
STEP.05
実習開始
いよいよ実習の開始です。肉体的にも精神的にも負担がかかるので体調管理はしっかりと。
STEP.06
実習記録提出・事後指導
実習で学んだことを自分のものにするために必要なプロセスです。
小学校教育実習
小学校で4週間の実習私の実習体験記
児童教育学科 課程正科生
小学校教諭1種免許状取得コース
予想以上に現場は過酷でしたが、教師になることでしか味わえない喜びを感じられることがたくさんありました。また、教師になるにあたって、自分に何が足りなくて、これから何をすべきかが、明確になりました。特に授業に関しては多くのことを学びました。「子どもの『分からない』や『困り感』から始まる授業」は自分にとっては衝撃的で、「『分からない』と言ってくれる子どもは宝です。」という指導教員の言葉は、これまでの自分の考えを180度変えるものでした。子どもが主役で、みんなが前のめりになって取り組む授業ができるように努力していきたいです。
実習期間中は教育実習に専念するため、仕事を休めるよう調整しました。また、実習のためのスーツや靴なども準備しました。
朝は8時前から校門で全校児童に挨拶。子どもたちとの関係づくりが何より大切だと思ったので、初日からできるだけ一緒に外で遊びました。実習2週目からは1日に2つ授業を担当させてもらったので、帰宅後や土日も指導案を作るなど準備が大変でした。実習をやり遂げるためには体力勝負だと思ったので、キッチリ食べて、質のいい睡眠を取るように心がけました。帰宅後の家族との会話が、気持ちのリセットになりました。
教師になってたくさんの子どもと接するようになっても、教育実習でたった1ヶ月しか関わらなかったこのクラスの子どもたちのことは一生忘れないと思います。
実習は「教師になるための学び」の集大成。教科の内容やその授業の仕方、児童の理解の方法など、実習までに学びを深めてください。学びを深めることで、実習校での先生方からのアドバイスや児童の姿がより深く理解できるはずです。
幼稚園教育実習
幼稚園で4週間の実習私の実習体験記
児童教育学科 3年次編入学
幼児教育学コース
実習へ行くまでの学習で幼児の発達段階などを学んでいましたが、実際の子どもたちはさまざま。私が準備した制作活動が難しい子がいたり、また反対に難しいかなと思っていたことをできる子がいたりと、テキストだけでは学べないことをたくさん学ぶことができました。
部分実習をするための制作の準備や、子どもたちと読むための絵本選び、手遊びなどもたくさん覚えました。また、家族に実習期間中の協力をお願いしました。
たくさんの教材を準備して制作活動に臨みましたが、子どもたちが積極的に参加してくれたのでうれしかったです。帰宅後は家事をこなしつつ、その日の実習記録を書き翌日の準備も行うため、毎日遅い時間になりました。
子どもたちは工夫をしながら無限に遊びや活動を発展させていくことができるので、それに対応できるよう保育者には豊富な知識と広い視野が必要とされるのだとあらためて感じました。
保育の出発点は「子ども理解」です。まずは子どもの声に耳を傾け、その世界を感じてください。子どもと共に過ごす時間の中に、学びはあります。皆さんの深い学びの体験を応援しています。
保育実習
保育所で160時間以上かつ20日間以上・施設で80時間以上かつ10日間以上の実習私の実習体験記
児童教育学科 1年次入学
保育学コース
運動会を体験することができ、毎日練習を頑張っていた園児たちの晴れ姿を近くで見ることができて感動しました。保育士主体の保育ではなく、子どもの意見に耳を傾け、今目の前にいる子どもたちがどう育ってほしいか、未来のことまで見通しを持った関わりを大切にする保育をされているのをみて、めざす保育が見つけられました。
ピアノが苦手だったので、かなり練習しました。実習先に提出する健康診断証明書や保菌検査(検便)結果の準備は日程に余裕をもって。
実習中は体が資本!体調を崩すことがないように、よく食べてよく寝て、その日の疲れを次の日に持ち越さないようにしていました。
実習先の先生方の子どもへの言葉かけや関わり方には、すべて何らかの意図やねらいが必ずあるということがよくわかりました。
実習では、子どもと過ごす日々の中で、実践的な保育技術を学びます。しかし、最も大切なことは「子どもを心から愛する」ということです。そして、そのすべては子どもとの「対話」からはじまります。まずは子どもの言葉に耳を傾け、笑顔で向き合ってみましょう。