“学び”の道のり
実 習
取得希望の教員免許状・資格に応じた実習の受講が必要です。
「なにをどうする?」がイメージできる体験談を紹介します。
STEP.01
履修登録
実習受講への第一歩。入学時に「履修登録用紙」で科目を登録。
STEP.02
申請・手続き
「実習希望届」等の書類提出や手続きなどが必要です。不備がないよう確認を。
STEP.03
実習受講資格判定
実習実施予定前学年末に次学年での実習受講資格を判定。要件(必要な科目・単位の修得)を満たせない場合、実習の受講はできません。
STEP.04
事前指導スクーリング受講
実習の心得や実習記録の書き方等を学びます。
STEP.05
実習開始
いよいよ実習の開始です。肉体的にも精神的にも負担がかかるので体調管理はしっかりと。
STEP.06
実習記録提出・事後指導
実習で学んだことを自分のものにするために必要なプロセスです。
小学校教育実習
小学校で4週間の実習私の実習体験記
児童教育学科 課程正科生
小学校教諭1種免許状取得コース
(2020年3月修了)
小学校の先生は小さい頃からの夢。絶対かなえたいという強い想いで教育実習に臨み、現職の先生方から色々と吸収しようと取り組みました。以前に、中学校教員免許状取得のための実習経験があり、その時の反省点を踏まえて臨みました。将来の自分に役立つ深い経験ができたと思います。小学校の実情を知ったり、子どもたちとの関わり方などを学んだりと、あっという間の実習期間でした。
事前に挨拶に伺った際、どのような雰囲気のクラスか、どのような生徒がいるかを尋ねて実情を知ることに努めました。
主な実習内容は、子どもたちと接することと授業観察。日常での子どもたちとのふれあいは現場の実情を知ることにつながると意識して接し、指導いただく先生との信頼関係も築きやすいように「めざしている教師像」や「頑張りたいこと」を早い段階から伝えるようにしました。
掃除が終わるまで話をしない“無言清掃”を実習最終日に達成できたことは、子どもたちからの最高のプレゼント。こうした実習中の様々な経験を忘れずに、教員人生のスタートをきりたいです。
実習は「教師になるための学び」の集大成。教科の内容やその授業の仕方、児童の理解の方法など、実習までに学びを深めてください。学びを深めることで、実習校での先生方からのアドバイスや児童の姿がより深く理解できるはずです。
幼稚園教育実習
幼稚園で4週間の実習私の実習体験記
児童教育学科 課程正科生
幼稚園教諭1種免許状取得コース
(2018年3月修了)
福祉を学んでいた大学時代から、子どもの教育に興味を持っていました。幼稚園教諭になる夢を叶えるために、実習でたくさんのことを吸収しようと取り組みました。長いようであっという間の実習期間。実習は、先生方の実際の保育を見学できるチャンスでもありました。その中で私の理想とする教師像ができました。
ピアノは必須ですが実は得意ではありません。実習に備えてピアノと歌の練習をしました。
思っていたようにはうまく行かず、悔しい思いもしました。でも、子どもたちの笑顔には癒されました。最終日には子どもたちから「ずっといてよ」と言われ、とても嬉しかったです。
幼稚園では、保育以外にも保護者対応や、一日の記録などの仕事が山のよう。幼児教育にはあらゆる努力が必要なんだと、身を引き締め直しました。
日々成長し、活動的な幼児と向き合うには何よりも体力が必要です。教師自身も「早寝・早起き」を心がけ、長丁場の実習に、何事も主体的に学ぶ姿勢で取り組んでください。
保育実習
保育所で160時間以上かつ20日間以上・施設で80時間以上かつ10日間以上の実習私の実習体験記
児童教育学科 正科生
1年次入学 保育学コース
(2019年10月卒業)
保育実習に向けて、心の準備ができている状態で臨んだつもりでしたが、子どもたちは一人ひとりが違うということを痛感しました。子どもたちと接する際に少し迷うこともありましたが、実習先の先生方の的確なフォローもあり、子どもたちもすぐに私の名前を覚えてくれたことがとても嬉しかったです。
実習期間中にお誕生日会をすることを聞いていたので、紙人形劇のペープサートを作って準備をしていました。
ノートにカレンダーを作って、計画的に進めることを意識していました。先生からの手直しもあるはずだからと、前もって進めることがポイント。
子ども一人ひとりとしっかりお話することが、大切であることを実習先の先生方の姿から学びました。子どもたちとお話することは、保育の基本だと思います。
実習では、子どもと過ごす日々の中で、実践的な保育技術を学びます。しかし、最も大切なことは「子どもを心から愛する」ということです。そして、そのすべては子どもとの「対話」からはじまります。まずは子どもの言葉に耳を傾け、笑顔で向き合ってみましょう。