Q&A
入学のこと、入学後の学習のこと、教員免許状や資格のこと、実習のことなど、よくあるご質問にお答えします。
入学について
通信教育部の卒業と、通学部の卒業で、違いはありますか?
本学通信教育部も通学部と同様に文部科学省の認可を受けた正規の大学教育です。学習形態こそ異なりますが、教育水準は同等です。卒業されますと、神戸親和大学の学位記(学士)が授与され、4年制大学の卒業となります。また、教員免許状、保育士資格も通学制大学で取得した場合と、違いはまったくありません。
入学試験はありますか?
筆記試験や面接試験はありません。出願書類一式による書類選考となります。なお、正科生保育学コース(1年次入学のみ・定員100名)、正科生1年次入学初等教育学コース+特別支援学校教諭1種免許状取得課程(1年次入学のみ・4月入学のみ・定員20名)については、出願時に小論文(本学所定用紙/本人自筆1,500字以上1,600字以内)の提出も必要です。
入学選考はどのように行われますか?
出身学校等の証明書類をもとに大学入学資格についての確認を行います。また、出願書類一式による選考を行います。入学資格については、『2025年度 入学要項』の「募集について」を参照してください。
なお、出願時に必要な出身学校等の証明書類は、6か月以内に発行されたものです。また、入学資格・出願コース(正科生1年次入学・3年次編入学又は課程正科生)で必要な証明書類が異なります。
詳しくは、『2025年度 入学要項』の「正科生1年次入学生募集について」「正科生3年次編入学生募集について」「課程正科生募集について」の「出願書類一覧」で確認してください。
高等学校を卒業していませんが入学できますか?
できません。高等学校卒業程度認定試験合格者(含む大検合格者)は入学できます。
大学卒業資格は必要なく、好きな科目だけを勉強したいのですが、できますか?
できます。大学卒業資格取得を目的とせず、希望の科目のみを履修する「科目等履修制度」があります。
ただし、科目等履修の場合も大学入学資格が必要です。
他大学に在籍しているのですが、同時に通信教育部に入学できますか?
学校教育法に定められた短期大学、大学、大学院に在籍している場合は二重学籍になりますので、正科生・課程正科生としては入学できません。卒業(修了)後に正科生(1年次入学・3年次編入学)または課程正科生として入学してください。
高等学校卒業後に専修学校専門課程に在籍しています。通信教育部に入学できますか?
できます。ただし、高等学校卒業が最終学歴(入学資格)の場合は、本学通信教育部へは正科生1年次入学となります。
大学又は短期大学卒業が最終学歴(入学資格)の場合は、正科生3年次編入学(含む課程正科生入学<課程正科生入学は日本の4年制大学卒業者に限る>)となります。
通信教育部への入学に年齢制限はありますか?
大学入学資格があれば、年齢の上限はありません。これまでの入学者では、最高齢の方は77歳で、最短の学習期間で卒業されました。
ただし、教員免許状・資格取得後の就職の際には、都道府県によっては採用試験で受験年齢の制限が設定されている場合があります。
入学後に通信教育部から通学部に移ることができますか?
本学における通信教育部から通学部に籍を異動することを「転籍」といいます。4月のみ、希望する通学部学科に受け入れの余裕(定員)があれば、転籍試験(受験資格を満たす必要有り)に合格することにより転籍が可能です。転籍試験および転籍に係る費用については、通信教育部事務室にお問い合わせください。
正科生と課程正科生の違いは何ですか?
正科生(1年次入学・3年次編入学)は、本学卒業により学士の学位が取得できます。また、要件(科目・単位など)を満たせば教員免許状や保育士資格を取得することができます。(※除く学校心理学・教育学コース)
課程正科生(日本の4年制大学卒業者に限る)は、所定の科目・単位を修得することにより教員免許状を取得することができます。
正科生は、卒業要件(在学年数や卒業要件単位数の充足など)を満たす必要がありますが、課程正科生は卒業要件を満たす必要がなく、教員免許状取得に必要な科目を修得後、退学手続き(自主退学)により修了することになります。
なお、正科生(教員免許状取得希望の場合)と課程正科生の入学時学費等納入金(245,000円)及び2年目以降の授業料・教育充実費(年額155,000円)は、同額です。(※スクーリング受講料、テキスト代等は履修科目により異なります。)
4月入学と10月入学で違いはありますか?
4月入学と10月入学で、学習の進め方については大きな違いはありません。
ただし、次年度(4月以降)のスクーリング日程が3月にならないと決まらないため、10月入学の場合は入学半年後(4月以降)のスクーリング日程が未定での入学になります。
公立学校教員採用試験は、4月入学生も10月入学生も4年次の夏に受験することになりますが、公立学校教員は4月採用が中心のため、10月入学の場合、卒業半年後の採用(勤務開始)になることが多くなります。なお、本学通信教育部での4月入学生と10月入学生の割合は、8対2と4月入学生が多くなっています。
例えば、改姓を証明する書類(戸籍抄本等)がまだ入手できていない場合は、それ以外の出願書類を送付すれば受付けてもらえますか?
必要な書類のすべてがそろってから出願(送付)してください。書類がそろっていない場合は、不備となり受付け(受理)ができません。
選考方法は書類選考のみですので、指定された出願書類に不備なく、すべてそろっていなければなりません。指定された出願書類が、入学選考期ごとに定める出願書類提出期間<最終日消印有効>内に提出されない場合は、受付け(受理)できませので、選考対象とはなりません。また、指定された出願書類の一部のみの提出では、受付け(受理)できません。
入学選考期ごとに定める出願書類提出期間<最終日消印有効>内に、指定された出願書類を必ずすべてそろえて提出してください。
3年次編入学について
4年制大学、短期大学を卒業していますが3年次に編入できますか?
卒業された学部学科を問わず、短期大学・大学を卒業された方は3年次編入学できます。また、3年次編入学時に62単位を上限として単位認定します。(※入学許可時に限り単位認定します。入学後には単位認定しません。)
ただし、正科生保育学コース及び正科生1年次入学初等教育学コース+特別支援学校教諭1種免許状取得課程は1年次入学のみです。
なお、課程正科生は日本の4年制大学卒業者のみが3年次編入学することになります。
専門学校を卒業しましたが3年次編入学できますか?
修業年限2年以上かつ課程の修了に必要な総授業時間数が1,700時間以上を満たす専修学校の専門課程(専門学校)を修了した方で、学校教育法第90条に規定する大学入学資格を有する方は、3年次編入学できます。また、出身校での学修時間を基に本学規定により共通教育科目群と専門教育科目群であわせて62単位(共通教育科目群28単位まで、専門教育科目群34単位まで)を上限として、入学許可時に単位認定します。(※入学許可時に限り単位認定します。入学後には単位認定しません。)
出願時には、「編入学資格証明書」(本学所定用紙/『2025年度 入学出願書類』綴じこみ分)及び出身高等学校の「卒業証明書」の提出が必要となります。
なお、「編入学資格証明書」は、卒業された専修学校(専門学校)に発行依頼をしてください。
本学入学前の既修得単位の認定について
4年制大学・短期大学を卒業しています。出身大学・短期大学で修得した単位については、どのくらい認定されるのでしょうか?
本学入学前の出身大学・短期大学での修得単位については、入学許可時に限り、次のとおり認定します。なお、複数の大学・短期大学を卒業(単位修得)されていても単位認定の対象となるのはいずれか1校のみとなります。
- ①
- 1年次入学生の場合 本学1年次入学以前に大学又は短期大学において修得した単位(科目等履修生として修得した単位を含む)は、出身大学・短期大学発行の「卒業証明書」「学業成績証明書」に基づいて30単位を上限に本学共通教育科目群の単位として、入学許可時に限り一括認定します。なお、科目対応での認定は行いません。
- ②
- 3年次編入学生の場合
出身大学・短期大学発行の「卒業証明書」「学業成績証明書」に基づいて、共通教育科目群と専門教育科目群をあわせて62単位(共通教育科目群28単位及び専門教育科目群34単位)を上限として、入学許可時に限り一括認定します。
出身大学発行の「学力に関する証明書」に基づいて科目対応で単位認定することもありますが、この場合でも認定単位数の上限は62単位となります。
専修学校専門課程修了者は、出身専修学校発行の「編入学資格証明書」に記載されている出身校での学修時間を基に本学規定により、共通教育科目群と専門教育科目群であわせて62単位(共通教育科目群28単位まで、専門教育科目群34単位まで)を上限として、入学許可時に限り一括認定します。
なお、専修学校専門課程修了と大学(又は短期大学)を卒業されていても、単位認定の対象となるのはいずれか1校のみとなります。
- <参考>
-
専修学校専門課程修了者の本学3年次編入学時の認定単位数の平均は、50単位前後です。
(※出身校での学修時間により異なります。)
入学後に出身大学・短期大学等の単位を認定してもらえますか?
入学後には単位認定できません。入学許可時に限り、単位認定します。
卒業大学・短期大学は、教育系ではありませんが、単位認定はしてもらえるのでしょうか?
卒業学部・学科に関係なく、入学許可時に限り単位認定します。
短期大学を卒業してから、4年制大学に3年次編入学して卒業しました。大学・短期大学の両方を卒業している場合の単位認定はどうなりますか?
本学入学資格とされるどちらか一方の大学又は短期大学についてのみを対象に、共通教育科目群と専門教育科目群であわせて62単位(共通教育科目群28単位及び専門教育科目群34単位)を上限として、入学許可時に限り一括認定します。
大学・短期大学卒業後に専修学校専門課程を修了された場合も、同様となります。
大学・短期大学卒業後に科目等履修生として修得した単位があります。単位認定してもらえますか?
本学で単位認定はできません。大学・短期大学を卒業された場合は、本学入学資格とされる出身大学・短期大学についてのみを対象に、62単位(共通教育科目群28単位及び専門教育科目群34単位)を上限として、入学許可時に限り一括認定します。
出身大学で中学校・高等学校教員免許状を取得しました。小学校教諭1種免許状を取得するために課程正科生としての入学を考えていますが、単位認定はどのようになりますか?
課程正科生は、出身大学での修得単位を共通教育科目群と専門教育科目群であわせて62単位(共通教育科目群28単位及び専門教育科目群34単位)を上限として、入学許可時に限り次のとおり単位認定します。なお、認定単位数の上限は、科目対応で認定する単位数を含めて62単位となります。
- ①
- 出身大学(学科)に中学校または高等学校教員免許の課程(文部科学省認定課程)がある場合 出身大学発行の「学力に関する証明書」に基づいて「教育職員免許法施行規則第66条の6に定める科目」のみを科目対応で単位認定します。
- ②
- 出身大学(学科)に幼稚園または小学校教員免許の課程(文部科学省認定課程)がある場合 本学入学コース・課程と同じ免許課程(文部科学省認定課程)の科目に限り、出身大学発行の「学力に関する証明書」に基づいて科目対応で単位認定します。
- <参考>
- 「教育職員免許法施行規則第66条の6に定める科目」は、「日本国憲法」(本学科目名:日本国憲法)、「体育」(本学科目名:健康行動学)、「外国語コミュニケーション」(本学科目名:総合英語)、「数理、データ活用及び人工知能に関する科目又は情報機器の操作」(本学科目名:情報基礎)です。
在学期間について
卒業に必要な在学年数は何年ですか?
1年次入学生は4年以上在学が必要で、最長在学可能年数は10年です。3年次編入学生は2年以上在学が必要で、最長在学可能年数は6年です。
休学はできますか?
やむをえない事由により、学習の継続が困難になった場合、手続きをとることによって1年間(4月入学生は4月1日〜翌年3月31日まで、10月入学生は10月1日〜翌年9月30日まで)休学することができます。
この場合、休学在籍料として30,000円(年額)が必要になります。なお、休学期間は通算4年までで、卒業に必要な在学年数には算入しません。
学習について
履修登録とは何ですか?
本学では、入学時に正科生の場合は卒業まで、課程正科生の場合は修了(教員免許状取得要件充足後に自主退学)までの計画として、卒業要件科目、教員免許状・資格の取得に必要な科目や自分の学びたい科目について、専用の用紙(履修登録用紙)で届け出ることにより履修登録を行います。履修登録をしていない科目は、レポートを提出することも科目修了試験を受験することもスクーリングを受講することもできません。
最短期間で卒業・教員免許状取得・資格取得ができるように、卒業まで、教員免許状・資格取得までの学習計画を立てることが重要となります。
テキストの入手はどうすればいいのでしょうか?
本学では配本(入学時・進級時一括送付)をしていませんので、入学許可通知に同封する『学習の手引き』で指定されたテキストをご自身で本学大学生協や一般書店等で購入することになります。
テキストは、1科目につき1,000円〜3,000円程度となり、正科生・課程正科生の場合は1年間で 20,000円〜30,000円程度必要となります(除く参考文献)。
最短学習期間で卒業したいのですが、可能でしょうか?
1年次入学生は4年間、3年次編入学生は2年間が最短学習期間となり、卒業生(正科生)のうち約3割の方が最短学習期間で卒業されています。最短学習期間で卒業するためには、入学後に卒業までの学習計画を年間、月間、週間で立て、それに従って学習を進めることが肝心です。
しかし、学生個人により事情が大きく異なるのが通信教育の特徴でもあります。入学当初から、最短学習期間での卒業をめざすのではなく、プラス1年〜2年での卒業を目標とされている方も多いようです。また、在学中に急に仕事や家庭の事情が変わり、学習期間を延ばさざるを得なくなる方もいらっしゃいます。
なお、課程正科生は、本学を卒業することはなく、教員免許状取得に必要なすべての科目を修得後、退学手続き(自主退学)により修了することになります。課程正科生も2年間が最短学習期間となります。
学習はどのように進めたらいいでしょうか?
本学通信教育部の学習形態として次の3種類があり、各科目の学習形態(テキスト履修科目、スクーリング履修科目、テキスト・スクーリング履修科目<併用科目>)を指定しています。
- ①
- テキスト履修科目 テキストをもとに学習し、科目ごとに課せられたレポート(1課題につき2,000字程度)を作成、提出して評価・添削指導を受けます。その科目のすべて(単位数分)の課題を提出すれば科目修了試験(記述式)を受験することができます。最終的にはレポート合格と科目修了試験合格によって単位を修得します。
- ②
- スクーリング履修科目 本学が指定する日時、場所でスクーリング(面接授業)を受講し、科目担当教員が科目ごとに定める評価基準を満たすことにより合格して単位を修得します。
- ③
- テキスト・スクーリング履修科目<併用科目> 「テキスト履修科目」と「スクーリング履修科目」を併用した科目です。両方の学習形態で学習し、テキスト履修分の合格とスクーリング履修分の合格により単位を修得します。
学習を進める順番や優先順位はあるのでしょうか?
科目には配当年次があり、自分の学年より上の配当年次の科目を学習することはできません。ただし、10月入学生については、入学翌年の4月に科目(除く各実習科目)の配当年次を1年ずつ繰り下げます。
配当年次以外は、学習についての順番は特にありませんが、担当教員が「〇〇〇(科目名)から学習することが望ましい。」と指示する場合があります。
なお、各実習(教育実習・保育実習)には、それぞれに実習受講要件(修得科目・単位数)を定めており、本学での学習期間を最短(1年次入学生4年間、3年次編入学生・課程正科生2年間)にする場合は、実習実施予定前学年末(本学が定める最終期限)までに実習受講資格を得るように学習を進める必要があります。
仕事をしながら通信教育で勉強できるのでしょうか?
本学通信教育部で学ばれている方(正科生・課程正科生・科目等履修生)のうち、約8割以上の方が仕事(含むパート・アルバイト)をしながら学習をされています。学習時間の確保やスクーリング受講のための日程調整が、課題のようです。
スクーリング履修科目は、夏期(主に平日)、3日間(土日祝等)、2日間(土日等)等でスクーリング開講しています。夏期スクーリングのみ、3日間(土日祝等)スクーリングのみ、2日間(土日等)スクーリングのみの受講では、卒業や教員免許状・資格取得に必要な科目と単位をすべて修得することはできません。
ご自身のスケジュールを調整し、スクーリングを受講する必要があります。
テキスト履修科目の学習(テキスト学習やレポート作成など)は、休日や平日夜、移動時間などを有効に利用して学習に取り組まれています。
高等学校を卒業してかなり経ちますが、大学の勉強についていけるでしょうか?
「通信教育入門」(共通教育科目群卒業必修科目)や、学習方法の説明がある「入学オリエンテーション」があります。レポートを作成していくうえで、その内容について理解できない時は、「質問票」(本学所定用紙)を利用して科目担当教員に質問することもできます。また、スクーリング受講時などを利用して学生同士で情報交換も行えますので、ご安心ください。
入学時の履修登録から科目を追加したり削除したりはできますか?
進級時には、学習の進み具合により科目の追加登録を行うことができます。また、テキスト履修かスクーリング履修かを選べる科目については、条件を満たせば履修方法を変更(例:テキスト履修からスクーリング履修へ変更)することも可能です。ただし、追加登録ができない科目や条件を満たしていないために履修方法が変更できない場合があります。詳しくは、入学時履修登録の際にお知らせします。
なお、登録科目の削除も可能ですが、卒業要件や資格取得要件が充足できなくなるなどご自身にとって不利益が生じる恐れがありますので、極力しないようにしてください。
パソコン操作が苦手ですが、学習に支障はないでしょうか。
2022年4月より小学校教員免許状取得にあたって「情報通信技術を活用した教育の理論及び方法」(本学開講科目「教育方法・ICT活用論(初等)」)が必修化されました。(本学では幼稚園教諭免許状取得にあたっても必修科目となります。)学校現場を取り巻くICT環境が急速に変化し、社会において求められる情報リテラシーも高度化する中で、教員にも情報通信技術の効果的な活用が求められています。小学校等で働くことを希望されている場合は、情報通信技術の活用について基礎的な知識や技能を身に付ける必要があります。
上記科目以外にも、スクーリング中に学内のパソコン演習室のパソコンでWordやPowerPointを使用して学習指導案や発表資料を作成する授業がありますので、基本的なパソコン操作ができることが望ましいです。
また、遠隔授業を行うスクーリングもありますので、ご自身のパソコン・インターネット環境を整えられることをお勧めします。
レポート・科目修了試験について
レポートは手書きで作成するのでしょうか?
本学では、「学習の手引き」(科目の内容、課題などを掲載する冊子)で科目担当教員の指示がある科目については、ワープロソフト(Word等)での作成によるプリントアウト分(1課題につき2,000字程度、A4用紙)を提出することができます。科目担当教員がワープロソフト(Word等)での作成・プリントアウト分提出を認めていない科目については、本人自筆(ペン使用)によりレポートを作成(1課題につき2,000字程度<本学所定レポート用紙5枚程度>)・提出しなければなりません。
科目修了試験とは何ですか?
テキスト履修科目において、当該科目のすべて(単位数分)の課題レポートを提出後に、単位を修得するために受けなければならない試験のことです。受験希望科目のすべての課題レポートを提出することにより受験資格を得ることができます。受験資格がある科目について、科目修了試験の日程ごとの指定申請期間内に受験申請し、許可を受けた後に受験することになります。
レポート合格と科目修了試験合格により、その科目の単位が修得できます。なお、テキスト履修科目(除くテキスト・スクーリング履修科目<併用科目>)の最終評価は、科目修了試験の結果(成績)になります。
科目修了試験は記述式で、制限時間は1科目につき60分です。
科目修了試験は年何回実施されますか?
日曜日を中心に年間10〜12回実施します。会場は、本学を中心に実施します。
科目修了試験は、1回で何科目まで受験できますか?
科目の単位数にかかわらず、1回(1日程)につき3科目まで受験できます。複数科目受験の場合は、連続して受験することになります。2科目受験の場合は2時間連続、3科目受験の場合は3時間連続での受験となります。
スクーリングについて
スクーリングとは何ですか?
履修登録した科目がスクーリング履修科目(含むテキスト・スクーリング履修科目<併用科目>)ならば、本学が指定した日時、場所で直接教員から授業を受ける必要があります。スクーリングでは、科目ごとに定められた授業時間すべてに出席する必要があります。遅刻・早退・欠席をすると、出席不足のため当該科目の成績評価の資格が無くなり、あらためて受講申請のうえ、再受講(要スクーリング受講料)が必要となります。スクーリング受講に際しては、仕事などのスケジュール調整、体調管理が重要となります。また、ご家族や職場の方々の理解が重要となります。
スクーリングは必ず受講しなければなりませんか?
正科生の場合は、本学卒業要件として、1年次入学生はスクーリング単位30単位以上、3年次編入学生は15単位以上の修得が必要になります。テキスト履修(レポート提出・合格と科目修了試験受験・合格)だけでは卒業できません。
また、科目の学習形態は、科目ごとにスクーリング履修かテキスト履修かテキスト・スクーリング履修<併用科目>かが決まっています。履修登録した科目がスクーリング履修ならば受講が必要です。(※卒業や教員免許状・資格取得に必要な科目がスクーリング履修ならば必ず受講しなければなりません。)
スクーリングを受講するにはどうすればいいのでしょうか?
履修登録したスクーリング履修科目のスクーリング受講までの流れは、次のとおりです。
- ①
- 「親和通信」(機関誌/毎月発行)でスクーリング受講希望科目の日程・時間割、指定申請期間を確認する。
- ②
- 受講希望科目について、指定申請期間内に申請(申込)する。
※1 受講するためには、必ず受講申請(申込)が必要です。
※2 受講申請は、各科目の指定申請期間内に「親和deネット」(学生専用サイト)又は「スクーリング申請票」(郵送)でしてください。
- ③
- 申請期間締切後に、受講が許可された方には「スクーリング受講許可証」をお送りします。なお、スクーリング受講料は、文書で振替日・振替金額を事前通知のうえ、本学入学時登録の振替指定口座から振替え(自動引き落とし)ます。
- ④
- スクーリング受講までには、『学習の手引き』で予習内容(課題作成等)や注意事項や持参物などの確認が必要です。特に予習内容には注意してください。
スクーリングは年間何日程度受講すればよいですか?
正科生1年次入学の場合は、卒業要件を満たすために最短4年間で30単位以上、3年次編入学生の場合は最短2年間で15単位以上のスクーリング単位の修得が必要です。
本学では、2単位科目は3日間開講、1単位科目(除く一部科目)は2日間開講としていますので、平均すると1年間に12日間以上のスクーリング受講が必要です。
ただし、課程正科生(下記①,②)の場合は、入学時科目対応認定がなく科目の配当年次どおりに履修した場合、最短学習期間(2年)で受講が必要な標準的な日数は次のとおりです。
- ①
- 小学校教諭1種免許状取得コース ⇒ 2年間で31日間程度(1年目13日間程度、2年目5日間程度)
- ②
- 幼稚園教諭1種免許状取得コース ⇒ 2年間で36日間程度(1年目31日間程度、2年目5日間程度)
スクーリング開講日程はどのようになっていますか?
夏期(8月〜9月上旬の主に平日)、3日間(土日祝等)、2日間(土日等)スクーリングなどがありますが、2025年度(2025年4月〜2026年3月)開講日程については、2025年3月に公表する予定にしていますので、その時期に受講が必要な科目の日程が確認できることになります。
夏期スクーリングのみ、3日間(土日祝等)スクーリングのみ、2日間(土日等)スクーリングのみの受講では、卒業、教員免許状・資格の取得はできません。
なお、本学では、3日間(9:30〜17:50)開講、または2日間(1日目9:30〜16:20、2日目9:30〜15:35)開講科目が主となります。
複数日程開講するスクーリングは、開講日程を組み合わせて受講することはできますか?
複数日程開講する科目もありますが、別開講日程分と組み合わせて受講することはできません。なお、スクーリングは、科目ごとに定められた日数・時間のすべてに出席(欠席・遅刻・早退なく)しなければなりません。出席不足の場合は、成績評価の資格が無くなりますので、あらためて受講申請のうえ、再受講(要スクーリング受講料)が必要となります。
「遠隔+対面スクーリング」とは何ですか?
スクーリング1日目は、リアルタイムオンライン(同時双方向型)授業とオンデマンド(非同時双方向型)授業の併用で実施します。通学の必要はなく、自宅等でパソコンを使用して受講します。スクーリング2日目は、本学キャンパスにおいて対面授業を受講します。1日目受講後、2日目の対面授業までの間に、各自で課題に取り組み、担当教員の指示に従って課題を提出する必要があります。
スクーリング会場はどこになりますか?
スクーリングは、本学キャンパスで開講します。
スクーリング受講の申し込みは、いつするのですか?
スクーリング開講日程に応じて、受講申請期間を定めています。受講希望科目の申請期間については、『親和通信』(機関誌)で確認し、指定申請期間内に受講申請をします。
スクーリング受講料は、いつ支払うのですか?
スクーリング受講料は、スクーリング受講申請後の納入(本学入学時登録の振替指定口座から自動振替/振替日・振替金額は事前に連絡。)となります。入学時に必要な学費等納入金には、スクーリング受講料は含まれていません。また、2年目以降の授業料・教育充実費(学年始めに納入)にも、スクーリング受講料は含まれていません。
スクーリング受講の際に、勤務先に提出する証明書などはありますか?
希望者からの所定の申込手続き(要手数料)により、勤務先に提出する「出席依頼状」を発行します。
スクーリング受講の際の、宿泊先は紹介していただけますか?
スクーリング期間中の宿泊先(ホテル等)については、ご自身での確保をお願いします。本学からは、紹介窓口の案内のみとなります。
スクーリングに子どもを連れて参加できますか?
子ども連れでのスクーリング受講は許可していません。
スクーリング受講時の託児所等はありますか?
本学通信教育部では、スクーリング受講時、科目修了試験受験時の託児サービス等は行っていません。
スクーリングを欠席するとどのようになりますか?
スクーリングは3日間または2日間の集中講義で開講しています。 通学制大学の半期分(半年)の授業を集中して開講しますので、科目ごとに定められた日数・時間のすべてに出席(欠席、遅刻、早退がなく)しなければなりません。出席不足の場合は成績評価の資格が無くなりますので、あらためて受講申請のうえ、再受講(要スクーリング受講料)が必要となります。
スクーリングの合否はどのように決まりますか?
科目担当教員が科目ごとに『学習の手引き』で評価基準を定めています。評価基準を満たすことにより合格となります。評価方法は、筆記試験や発表、課題提出などとなります。
スクーリング受講の際、自動車で通学したいのですが…。
本学では、本学キャンパス、学外科目修了試験試験会場等を問わず、学生の車両(自動車、自動2輪車、原動機付自転車、自転車等)での通学は禁止しています。通学の際は、公共交通機関を利用してください。身体に障がいのある方の自動車等の利用については、事前に通信教育部事務室にご相談ください。
妊娠中のスクーリング受講はできますか?
母子の健康を最優先としますので、妊娠している方のスクーリング受講は認めていません。
教員免許状・保育士資格を取得するためにはピアノが弾けないとだめでしょうか。また、どのくらい弾けないといけないのでしょうか?
幼稚園教育実習や保育実習では、子どもたちの前でピアノを弾いたり、弾きながら歌ったりすることが求められる実習先が多くあります。ピアノが弾けない人やピアノが得意でない人は、実習までに数曲は暗譜できるようにしておく方が望ましいでしょう。
教員免許状・資格について
現在50歳ですが、入学して教員免許状や資格を取得できますか?
入学時の年齢制限はありません。教員免許状や資格取得に関しても同様です。ただし、教員免許状・資格取得後の就職の際には、都道府県によっては採用試験で受験年齢の制限が設定されている場合があります。また、年齢が高くなるにしたがい、実習先の確保が困難になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
取得できる教員免許状は何ですか?
本学通信教育部が、文部科学省から課程認定を受けて取得が可能となる教員免許状は、幼稚園教諭1種、小学校教諭1種、特別支援学校教諭1種です。
なお、特別支援学校教諭1種免許状の取得を希望される場合は、入学年次、入学コースや出願時期などに指定があります。<正科生1年次入学初等教育学コース+特別支援学校教諭1種免許状取得課程(1年次入学のみ・4月入学のみ・定員20名)に入学>
1種免許状は大学卒業(学士)の資格を基礎に取得でき、2種免許状は短期大学卒業(短期大学士)の資格を基礎に取得することができます。
なお、教育職員免許法には、「教育職員でその有する相当の免許状が2種免許状であるものは、相当の1種免許状の授与を受けるように努めなければならない。」と2種免許状を有する者の1種免許状の取得に係る努力義務が定められています。
特別支援学校教諭1種免許状を取得するためには、どのコースに出願すればいいのでしょうか?
「正科生1年次入学初等教育学コース+特別支援学校教諭1種免許状取得課程」に出願してください。出願時には小論文(本学所定用紙)の提出も必要となります。(※募集時期・募集定員・出願条件にご注意ください。)
なお、幼稚園、小学校、中学校、高等学校教諭のいずれかの普通免許状を取得後、幼稚園、小学校、中学校、高等学校又は特別支援学校において3年以上在職年数がある場合は、科目等履修生として出願し指定科目・単位(教育職員免許法第6条別表第7)を修得することにより、最短1年間で特別支援学校教諭2種免許状を取得することができます。
取得できる資格は何ですか?
教育学科正科生保育学コース(1年次入学のみ)で保育士資格が取得できます。また、本学を卒業する正科生については、指定科目を修得することにより社会福祉主事任用資格が取得できます。
入学コースで取得できる教員免許状や保育士資格に加えて教員免許状を取得したいのですが…。
正科生1年次入学の方は進級前に、3年次編入学の方は出願時に、「副免履修願」の提出が必要となります。また、履修登録時に資格登録料(50,000円)が別途必要となります。保育士資格は、教育学科正科生保育学コース入学者(1年次入学)のみが取得できる資格ですので、他コースでの取得はできません。
「正科生1年次入学初等教育学コース+特別支援学校教諭1種免許状取得課程」(1年次入学のみ・4月入学のみ)への出願者が、選考の結果、合格(定員20名)となった場合は、副免履修により特別支援学校教諭1種免許状が取得できます。また、幼稚園教諭1種免許状も取得できます。この場合の副免履修に必要な資格登録料は合計100,000円となります。
なお、資格登録料は、教員免許状・資格取得に必要な科目・単位を履修登録するのに必要な手続き費用となります。入学後または履修登録完了後に、教員免許状・資格取得を断念されても、返金・他の学費等への振り替えなどはできませんので、あらかじめご了承ください。
教育実習について
教育実習を行うためには条件がありますか?
教育実習(幼稚園・小学校・特別支援学校)を実施するためには、実習実施予定の前学年末(3年次の本学が定める最終期限)までに、本学が定める修得科目・単位数等の要件を充足することにより受講資格を得なければなりません。なお、実習受講資格判定を受けるためには、本学指定期限までに「実習希望届」などの必要書類を提出する必要があります。
教育実習の期間はどのくらいですか?
幼稚園、小学校では4週間、特別支援学校では2週間の教育実習が必要です。
教育実習を分けて実施することは可能ですか?
教育実習は、連続した期間となります。期間を分割することはできません。
教育実習校園は紹介していただけますか?
本学から実習校園の紹介は行いません。本学からの指導に従って、ご自身の卒業・出身校園を中心に自己開拓することになります。ただし、一部地域では、本学より教育委員会へ申請し、教育委員会から実習校園が配当されます。この場合は、自己開拓はできません。
勤務先での教育実習は可能ですか?
勤務校園(教諭・講師・事務職員・介助員・アルバイト・ボランティア等も含まれる)における教育実習は、実習効果の観点から認めていません。
妊娠中の教育実習は可能ですか?
母子の健康を最優先としますので、妊娠している方の教育実習の受講は認めていません。
保育実習について
保育実習を行うためには、条件がありますか?
保育実習ⅠA・保育実習Ⅱ(保育所/3年次配当)、保育実習ⅠB(福祉施設/4年次配当)を実施するためには、それぞれの実習実施予定の前学年末(2年次または3年次の本学が定める最終期限)までに、本学が定める修得科目・単位数等の要件を充足することにより受講資格を得なければなりません。なお、実習受講資格判定を受けるためには、本学指定期限までに「実習希望届」を提出する必要があります。
保育実習の期間はどのくらいですか?
保育所で合計160時間以上かつ20日間以上と福祉施設で80時間以上かつ10日間以上になります。
保育実習施設は紹介していただけますか?
原則として本学で紹介する兵庫県下(主に神戸市)の保育所と福祉施設になります。兵庫県以外での実習を希望する場合は、本学の指導に従って自己開拓することになります。
勤務先での保育実習は可能ですか?
勤務先における保育実習は、実習効果の観点から認めていません。
妊娠中の保育実習は可能ですか?
母子の健康を最優先としますので、妊娠している方の保育実習の受講は認めていません。
介護等の体験について
教員免許状の取得を希望していますが、介護等の体験は必要ですか?
小学校教諭免許状を取得するためには、介護等の体験が義務付けられています。ただし、介護等の体験が免除される場合もありますので、『2025年度 入学要項』を参照してください。
介護等の体験は、どこで何日間行うのですか?
介護等の体験は、在住の都道府県内または兵庫県内の社会福祉施設等および特別支援学校で行ないます。
体験の日数は7日間と定められており、社会福祉施設等で5日間、特別支援学校で2日間となり、いずれも平日(月~金)になります。
介護等の体験の社会福祉施設や特別支援学校は自分で探すのですか?
介護等の体験の手続は、希望者からの申込みを本学で取りまとめ、社会福祉施設等での体験は都道府県社会福祉協議会、特別支援学校での体験は都道府県教育委員会に、それぞれの規定・受付期間に則して本学から申請手続きを行ないます。個人で交渉・依頼することはできません。受け入れ先や受け入れ期間は、各都道府県の社会福祉協議会や教育委員会が決定します。また、実習先へ直接、時間や日程の変更について申し出ることもできません。
卒業、教員免許状・資格取得に必要な単位数について
卒業するための条件を教えてください。
1年次入学生は4年以上在学し、所定の124単位以上(共通教育科目群32単位以上かつ専門教育科目群92単位以上。スクーリング単位30単位以上含む)を本学で修得する必要があります。3年次編入学生は2年以上在学し、所定の62単位以上(共通教育科目群4単位以上かつ専門教育科目群58単位以上。スクーリング単位15単位以上を含む)を本学で修得する必要があります。また、いずれも卒業資格試験に合格する必要があります。
なお、課程正科生は本学を卒業することはできません。
10月に入学した場合、卒業月は何月になりますか?例えば10月に3年次編入した場合、2年半後の3月に卒業できますか?
本学の学年は、次のとおりとなっています。
- 10月入学生の学年は、10月1日に始まり、翌年9月30日に終わる。
- 4月入学生の学年は、4月1日に始まり、翌年3月31日に終わる。
つきましては、本学では、10月入学生の卒業は9月のみとなり、3月卒業はできません。同様に、4月入学生の卒業月は3月のみとなります。
正科生1年次入学した場合、卒業及び教員免許状・資格取得に必要な単位数は?
正科生1年次入学生が本学を卒業するためには、4年以上在学(除く休学期間)し、本学が定めるところの共通教育科目群32単位以上と専門教育科目群92単位以上をそれぞれ修得したうえで、あわせて124単位以上(うちスクーリング単位30単位以上)を修得する必要があります。教員免許状・資格を取得する場合は、卒業必修科目・単位の他に、教員免許状・資格取得に必要な科目・単位を修得しなければなりません。
卒業及び教員免許状・資格を取得するために必要な単位数は次表のとおりです。入学時所属コースで取得できる教員免許状に加えて教員免許状を取得する場合は、卒業要件単位数を超える場合があります。
取得希望教員免許状・資格 (コース) |
副免履修で取得できる 教員免許状 |
卒業のみに必要な単位数 | 卒業及び教員免許状・資格 取得に必要な単位数 |
||
---|---|---|---|---|---|
共通教育 科目群 |
専門教育 科目群 |
共通教育 科目群 |
専門教育 科目群 |
||
幼稚園教諭1種免許状 (幼児教育学コース) |
― | 32以上 |
92以上 |
32以上 |
92以上 |
小学校教諭1種免許状 | 32以上 |
92以上 |
32以上 |
124以上 |
|
小学校教諭1種免許状 (初等教育学コース) |
― | 32以上 |
92以上 |
32以上 |
92以上 |
幼稚園教諭1種免許状 | 32以上 |
92以上 |
32以上 |
118以上 |
|
特別支援学校教諭1種 免許状 |
32以上 |
92以上 |
32以上 |
118以上 |
|
特別支援学校教諭1種 免許状 + 幼稚園教諭1種免許状 |
32以上 |
92以上 |
32以上 |
144以上 |
|
保育士資格 (保育学コース) |
― | 32以上 |
92以上 |
32以上 |
92以上 |
幼稚園教諭1種免許状 | 32以上 |
92以上 |
32以上 |
103以上 |
正科生3年次編入学した場合、卒業及び教員免許状・資格取得に必要な単位数は?
大学・短期大学・専門学校(大学編入学資格を有する専修学校専門課程)をすでに卒業している方は、正科生3年次編入学が可能です。3年次編入学の場合、本学卒業に必要な単位数として、共通教育科目群と専門教育科目群であわせて62単位(共通教育科目群28単位まで、専門教育科目群34単位まで)を上限として編入学時に単位認定します。なお専修学校専門課程修了の方は、出身校での学修時間をもとに、本学規定により共通教育科目群と専門教育科目群であわせて62単位(共通教育科目群28単位まで、専門教育科目群34単位まで)を上限として入学許可時に単位認定します。(※入学許可時に限り単位認定します。入学後には単位認定しません。)
正科生3年次編入学生が本学を卒業するためには、2年以上在学(除く休学期間)し、本学が定めるところの共通教育科目群4単位以上と専門教育科目群58単位以上をそれぞれ修得したうえで、あわせて62単位以上(うちスクーリング単位15単位以上)を修得する必要があります。教員免許状を取得する場合は、卒業必修科目・単位の他に、教員免許状取得に必要な科目・単位を修得しなければなりません。
卒業及び教員免許状を取得するために必要な単位数は次表のとおりです。入学時所属コースで取得できる教員免許状に加えて教員免許状を取得する場合は、卒業要件単位数を超えることになります。
取得希望教員免許状・資格 (コース) |
副免履修で取得できる 教員免許状 |
卒業のみに必要な単位数 | 卒業及び教員免許状・資格 取得に必要な単位数 |
||
---|---|---|---|---|---|
共通教育 科目群 |
専門教育 科目群 |
共通教育 科目群 |
専門教育 科目群 |
||
幼稚園教諭1種免許状 (幼児教育学コース) |
― | 4以上 |
58以上 |
10以上 |
58以上 |
小学校教諭1種免許状 | 4以上 |
58以上 |
10以上 |
98以上 |
|
小学校教諭1種免許状 (初等教育学コース) |
― | 4以上 |
58以上 |
10以上 |
68以上 |
幼稚園教諭1種免許状 | 4以上 |
58以上 |
10以上 |
98以上 |
課程正科生として入学した場合、教員免許状取得に必要な単位数は?
すでに日本の4年制大学を卒業した方が教員免許状取得のみをめざす場合、課程正科生として入学が可能です。課程正科生として入学した場合の教員免許状取得に必要な単位数は、次表のとおりです。
取得希望教員免許状 (コース) |
副免履修で取得できる 教員免許状 |
教員免許状取得に必要な 単位数 |
|
---|---|---|---|
共通教育 科目群 |
専門教育 科目群 |
||
幼稚園教諭1種免許状 (幼稚園教諭1種免許状取得コース) |
― | 8※ |
52 |
小学校教諭1種免許状 | 8※ |
92 |
|
小学校教諭1種免許状 (小学校教諭1種免許状取得コース) |
― | 8※ |
62 |
幼稚園教諭1種免許状 | 8※ |
92 |
- ※
- 出身大学で教育職員免許法施行規則第66条の6に定める科目(「日本国憲法」「体育」「外国語コミュニケーション」「数理、データ活用及び人工知能に関する科目又は情報機器の操作」に該当する科目)を修得していない場合は、本学で修得しなければなりません。
学費について
入学時にはどのくらい費用が必要ですか?
入学時に、入学諸費として195,000円が必要となります。教員免許状・保育士資格取得を希望する場合は、資格登録料(50,000円)が別途必要です。
- ※
- 入学後には、テキスト代・スクーリング受講料などが別途必要です。
- ※
- 資格登録料は、教員免許状・資格取得に必要な科目・単位を履修登録するのに必要となります。入学後に、教員免許状・資格取得を断念されても、返金・他の学費等への振り替えなどはできませんのであらかじめご了承ください。
入学2年目以降はどのくらい費用が必要ですか?また、最短学習期間で卒業する場合、どのくらい費用が必要ですか?
入学2年目以降は、授業料(140,000円)、教育充実費(15,000円)のあわせて155,000円(年額)が必要となります。コースによっては、実習委託料などが別途必要です。
なお、最短学習期間での学費等の合計(概算)については、「学費について」ページを参照してください。
- ※
- テキスト代・スクーリング受講料などが別途必要です。
- ※
- 実習委託料(実費)は、実習先に委託料として支払います。実習開始後に途中で実習を取り止めても返金(一部返金)はできません。
学費を分割して納入することはできますか?
本学通信教育部では、学費(授業料、教育充実費)の分納制度や延納制度はなく、年額を本学指定日に一括で納入することになります。なお、スクーリング受講料については、本学入学時登録の振替指定口座からスクーリング受講ごとに口座振替による納入となります。(振替日・振替金額は事前に連絡します。)
満60歳ですが学費減免制度があると聞きました。詳しく教えてほしいのですが…。
通信教育部では、入学時満60歳以上の方の学習を支援するために、入学時学費の一部を入学年度に限り免除します。ただし、対象となるコース等に指定がありますのでご注意ください。(※4月入学生は4月1日現在、10月入学生は10月1日現在で、満60歳以上の方が入学時学費免除の対象となるコース等に入学する場合に限ります。※出願時に年齢を確認できる運転免許証・パスポート・健康保険証・住民票の写し等のコピーの提出が必要です。)
対象となるコース等は次のとおりです。※2024年4月 児童教育学科から教育学科に名称変更(正科生1年次入学生は2024年度入学生から、正科生3年次編入学生及び課程正科生は2026年度入学生から)
- 教育学科正科生1年次・児童教育学科3年次編入学 学校心理学・教育学コース
- 科目等履修生(含む4月募集「履修証明プログラム」受講生)
また、免除される学費の内訳は次のとおりです。
- 教育学科正科生1年次・児童教育学科3年次編入学 学校心理学・教育学コース
- 入学検定料:10,000円 + 入学金:30,000円 + 教育充実費:15,000円の合計55,000円を免除。
- 科目等履修生
- 入学検定料:10,000円 + 科目等履修登録料:40,000円 + 教育充実費:15,000円の合計65,000円を免除。
奨学金・学割等について
神戸親和大学通信教育部は、2020年4月から始まった「高等教育の修学支援新制度」は利用できますか?
本学通信教育部は、本制度の対象機関として文部科学省より認定されています。
本制度には、
- ・給付型奨学金(原則返還が不要な奨学金:日本学生支援機構)
- ・授業料等の減免(授業料と入学金の免除または減額:文部科学省)
本制度による支援を受けるには、まず給付型奨学金奨学生(日本学生支援機構)として採用されることが必要です。採用された給付型奨学金の支援区分により、授業料・入学金の減免額が決定されます(支援額は世帯収入に応じた3段階の基準で決まります)。
本制度についての詳細は、下記サイトで確認してください。
[文部科学省]高等教育の修学支援新制度 特設ページ
(大学生・高校生・保護者向け) http://www.mext.go.jp/kyufu/
なお、申請手続き期限の関係上、4月入学の場合は1期または2期、10月入学の場合は1期、での出願をお勧めします。
=高等教育の修学支援新制度に係る本学の取扱いについて=
本学通信教育部では、「高等教育の修学支援新制度」の対象者の学費等納入金(入学検定料、入学金、授業料、教育充実費、資格登録料<免許・資格取得希望者対象>)は、出願時に全額納入していただく必要があります。
入学後の所定の減免申込手続きにより減免対象であることが確認できましたら、別途必要書類を提出いただいたうえで還付します。(※還付時期は入学後にお知らせします。)
奨学金制度はありますか?
正科生・課程正科生を対象として日本学生支援機構奨学金制度を利用することができます。
申込資格については、次の条件(①~③すべてを満たすこと)となります。(※科目等履修生は対象となりません。)
- ①
- 特に優秀な学生で経済的理由により、夏期スクーリングを受講することが困難なために奨学金の貸与を希望する方。
- ②
- 夏期スクーリングを当該学年に14日間以上受講する方。
- ③
- 家計基準が、日本学生支援機構が定める条件を満たす方。
貸与(無利子又は有利子)については、年額(一括)での貸与となります。
詳しくは、入学後、『学生要覧』または『親和通信』でご確認ください。
公的機関などの奨学制度や貸付制度は利用できますか?
本学通信教育部は、文部科学省の認可を受けた4年制大学です。奨学制度や貸付制度の申込要件に「大学に在学していること」とある場合は、本学通信教育部は該当します。
なお、公的機関などへの手続き期限が入学後すぐ(例:4月末まで)となっている場合があるようですので、希望される奨学制度や貸付制度があるようでしたら、手続き期限や必要書類などの詳細について、ご自身で公的機関などに確認してください。
学割は使えるのでしょうか?
正科生・課程正科生が科目修了試験やスクーリングに出席するために、JRの営業キロ数が片道100㎞を超えて利用する場合、JR乗車券購入に際して学割(要手続き)が利用できます。また、学生証の提示により映画館や携帯電話の支払いを大学生料金で利用できる場合があります。(※科目等履修生は対象となりません。)
通学定期は購入できますか?
正科生・課程正科生がスクーリング期間中(夏期スクーリング期間中に14日間以上受講する場合に限る)や学外実習期間中についてのみ、本学への手続きにより通学証明書を発行します。通学証明書と学生証により、電鉄会社等窓口で通学定期券(1ヶ月のみ)を購入できます。(※科目等履修生は対象となりません。)
厚生労働省の給付金の対象になりますか?その他公的な支援を受けることができますか?
給付金(教育訓練給付制度)の対象にはなりません。市区町村によっては、職業訓練制度等で公的な支援を行っている場合がありますので、居住地の市区町村にお問い合わせください。
勤労学生に対する所得税の控除が受けられると聞いたのですが?
納税者が所得税法上の勤労学生にあてはまる場合に、所得税控除が受けられます。条件等の詳細は、居住地の税務署へお問い合わせください。
通信教育でレポートを提出する際の郵便料金について教えてほしいのですが?
レポートや「質問票」等を大学に郵送する場合は、第4種郵便物の取扱いを受けることができ、普通郵便よりは低額となります。<第4種郵便:1通100g以内15円、100g超過ごとに10円加算>(2024年10月末現在)
教員採用試験について
公立小学校教員採用試験を一番早くに受験できるのは、いつになりますか?
正科生、課程正科生ともに、入学時期(4月入学・10月入学)にかかわらず、卒業又は修了予定学年(4年次)の夏(7月頃)に教員免許状取得見込で受験することができます。
公立小学校教員採用試験の受験対策講座は実施していますか?
2024年度は、一般教養試験の対策講座(有料・外部講師による)、教員採用試験1次選考合格者を対象とした2次対策講座(無料・本学教員による)を開講しました。なお、2次対策講座では、面接対策(模擬授業・場面指導含む)を行いました。2025年度も開講する予定です。