神戸親和大学

未来を創る力を身につけるカリキュラム「地域共創科目」始動
2025年10月スタート

神戸北未来共創
アライアンスについて

神戸市北区の「Well-being」の実現に向けて、本学と行政が中心となって地域の課題解決に取り組むことをめざすのが「神戸北未来共創アライアンス」構想です。その具体的アクションとして、2025年4月入学の1年次生は10月から必修科目「地域共創科目」を受講します。

課題解決のコミュニテー[実社会]

地域が抱える課題にコミットして解決にまで導く必修科目は全国初!

大学と企業、地域団体がチームとなり社会実装までおこないます

地域が抱える課題にコミットして
解決にまで導く必修科目は全国初!

大学と企業、地域団体がチームとなり
社会実装までおこないます

神戸親和大学 学長 松田 恵示
神戸親和大学 学長

松田 恵示

「地域共創科目」では、神戸市北区全域をフィールドとして様々なテーマから学びたい内容を選択し、学生たちは週に1度大学を飛び出して地域に出向いていき、チームでテーマに合わせた課題解決に取り組みます。テーマとなるのは、神戸市北区が抱える少子化や街の活性化など多岐に渡ります。地域の中に実際に飛び込んでいって、多様な世代や価値観を持つ方々やいろいろな立場の方々と意見を交換し、時に議論をし、幅広い見解に触れることは、同年代が集ってキャンパス内で学ぶ座学では得られない大きな実りを皆さんにもたらすでしょう。

まず何より、社会って楽しいんだということを感じて欲しいですね。なぜ、楽しいか。それは、自分がアクションを起こせば必ず何かが返ってくるからです。そうしたキャッチボールの関係の中で、多職種の方々と協力して北区の中の困りごとを一緒に解決へ導いていく。その経験によって、これまでに感じたことのない楽しさや達成感を得ることでしょう。そして、課題解決に向けて自らが一所懸命に考えて、行動する。行動の結果を受けて、また考える。この反復の過程で、課題や問題を“自分ごと”としてとらえることができるようになれば、自らを築く大きな礎となるはずです。その結果、ゆるぎない強い主体性が育まれると確信しています。

また、実社会の様々な方々とのリアルな交流は、自らの壁を越えるきっかけにもなります。自分の見方や思考を自分だけで変えることは実は相当難しい。
でも、多様な人が交わることでケミストリーが起これば、それまでにはなかった視点が生まれたり、発想が得られたりします。「地域共創科目」が学生と地域の皆さんの両方に、互いの壁を越える出会いとなればうれしいです。

最後になりますが、この科目を通じて皆さんには北区に愛着を育んで欲しいです。神戸市北区は自然豊かな里山の風情が残る一方で、神鉄沿線には都市型の洗練された住宅街が広がります。さらに、神戸といえば国際的な都市です。ローカルであり、アーバンであり、グローバルという3次元の魅力を欲しいままにする立地の大学って他にない個性です。こんな豊かな神戸市北区にある大学にせっかくきたのですから、このカリキュラムが北区を深く知り、親しみ、愛してもらえるきっかけになればいいなと思っています。

地域連携センター長 松田 雅彦(スポーツ教育学科 教授)
地域連携センター長

松田 雅彦

(スポーツ教育学科 教授)

大学と地域が同じ地平で一緒に

取り組む素晴らしさ

“実学の〇〇大学”などと謳う大学は多いですが、ここまで思い切って地域に学生を送り込んで、社会実装まで持っていく体験的演習を地域とともに実践するところはないと思っています。それゆえに、本学の「地域共創科目」の取り組みこそ真の実学と呼べるのではないかと誇らしい想いで10月のスタートを楽しみにしています。

国全体でみても少子高齢化が進む中で、様々な社会的・経済的課題が浮きぼりになっています。神戸市北区においても同様に全国と共通する課題もあれば、地域特有の懸案もあるでしょう。それらを今の社会を支える地域の人々と、やがて社会の一員となり、未来を築いていく学生が一緒になって解決するこのプロセス自体が北区の「Well-being」、つまり北区にお住まいの方々の暮らしや生活をより良くするところに間違いなくつながっていくと信じています。

大学と地域が同じ地平で一緒に取り組んでいくことが重要です。そのため、地域や行政の方々には情報交換や情報提供も含めて密接に連携したパートナーシップを組んでいただけるとありがたいです。

北区長 三木 由美子 氏
北区長

三木 由美子 氏

学生の皆さんの新鮮な意見や提案を

大歓迎します

神戸市北区唯一の大学である神戸親和大学の皆さんと、「地域共創科目」というエリアに根ざした実践的な取り組みでご一緒させていただけることを光栄に感じています。地域の皆さんからも、学生さんとコラボしたいというお声をすでに数多くいただいており、地域の方からのこの「地域共創科目」に対する期待も日に日に高まっています。

今春の新入生の皆さんから、このカリキュラムが初めての体験ということで、地域とコラボすることに不安があるかもしれませんが、心配しないでくださいね。区役所としては、学生さんの新鮮な意見や提案を大歓迎します。フレッシュな発想をどんどんぶつけていただくことで、北区の街を良くしていくアイデアをもらえると受け止めていますので、どんなことでも楽しむ気持ちで、思う存分に取り組んでいただけたらと思っています。

神戸親和大学の皆さんは、将来、教職に就かれる方も多いと思いますが、「地域共創科目」の活動を通して知見や視野が広がれば、素晴らしい先生になるためにも大いに役立つと思います。この貴重な体験をどんどんご自身の力に変えていただけたら嬉しいです。

北神担当区長 山本 圭一 氏
北神担当区長

山本 圭一 氏

デジタルネイティブ世代の皆さんに

次世代に繋ぐアイデアを

「地域共創科目」の取り組みに関しては、地域に学生さんたちに入っていただき、地域の方と課題を共有して、自分たちなりの考えや方向性を見出しながら課題解決に繋げるという、大変に素晴らしい科目だと感じています。そういった中で、やはり私たちが期待するのは、若い皆さんの感性です。北区の実像をご自身の目で見て、実際に授業を通じて体感していただいて、課題と解決策をしっかり見つけ出してもらえることに今からワクワクとしています。

特に北区の場合は、農村部とニュータウンが調和を持った街になっています。千年前から変わらない伝統をどのように大切に継承していくか。あるいは今の時代にふさわしい価値感をどう付与していくか。大きく2つの方向があるのではないかと私は考えますが、そうした点を含めて、デジタルネイティブ世代の皆さんに考えていただきたいです。テクノロジーで新たな価値を見出し、次世代に繋いでいく。この科目を通して新しいムーブメントが神戸市北区に生み出されることを期待しております。

STUDENT VOICE

私たちの代からスタートすることに
不安もあるけど期待大です