国際交流

2016年度 海外インターンシップ活動日誌(イタリア)

海外インターンシップ 現地報告【その1】

今日は実習初日。顔合わせを済ませたあと、ローマ日本人学校の児童と一緒に、現地の公立小学校であるジャントゥルコ校を訪問しました。音楽交流として子どもたちと一緒にふるさとの四季を歌ったり、リコーダー演奏をしたりしました。一緒に練習する時間が無く、いきなり本番で戸惑いましたが、子どもたちがいろいろと教えてくれ、一緒に音楽を楽しむことができました。
演奏のあと、学年ごとにクラスに入り、折り紙やお手玉などで現地の子どもたちと交流をしました。言葉の壁を乗り越え、身振り手振りを使い、現地校の子どもたちと共に遊ぶ様子がとても印象的でした。
ジャントゥルコ校の屋上に上がると、パンテオンを間近で見ることができました。素晴らしい場所に立つ学校に驚いてばかりいました。

午後からは、ローマ日本人学校に戻り授業を見学させていただきました。各クラス2.3人での授業は、先生との距離が非常に近く、子どもたちが熱心に勉強に取り組んでいました。
また、放課後に避難訓練がありました。スクールバスに乗っている時に事故に遭い、運転手さんが動けない時どのように動くかという訓練でした。高学年の子たちを中心に声を掛け合い真剣に取り組んでいました。周りの大人はほとんどがイタリア人なので、イタリア人の大人に助けを求める困難さを感じているようでした。日本とは違った訓練を見ることができとても勉強になりました。

この実習では、海外ならではの取り組みをたくさん見ることができ、毎日発見があります。残りもしっかりと勉強したいと思います。

現地校の子どもたちも一緒に日本語で『世界がひとつになるまで』を合唱
現地校の子どもたちも一緒に日本語で『世界がひとつになるまで』を合唱

海外インターンシップ 現地報告【その2】

今日は、ミラノのマリア・コンソラトリーチェ幼稚園での実習3日目でした。日目と2日目は観察実習でしたが今日は部分実習で、日本の昔話である『桃太郎』と『おむすびころりん』の紙芝居をイタリア語で読みました。緊張はしましたが、先生方のサポートもあり、子どもたちと楽しい時間を過ごすことができました。

先生方や子どもたちとコミュニケーションをとるにあたり、言葉の壁は大きいですが、その壁があるからこそ相手の心の声により注意深く耳を傾けることができると感じてる毎日です。
ここまでの実習で日本とマリア・コンソラトリーチェ幼稚園の違いとして、大きく3つ感じたことがあります。、1つ目は日本の学年保育と違い、マリア・コンソラトリーチェは異年齢保育であるということです。幼い子どもと年上の子どもがお互い助け合う姿を何度も見ました。2つ目は絵本の読み方です。日本では絵と文章を同時に子どもたちに見せますが、マリア・コンソラトリーチェでは文章を先に読み聞かせし、子どもたちが各自場面を想像出来た後に絵を見せます。そして3つ目が保育計画です。、日本では日案、週案、月案から構成されるのに対し、マリア・コンソラトリーチェでは1年を通して同じテーマを設定し、それに合った物語を1年かけて区切り区切り読み聞かせをし、子どもたちと一緒に物語が進むようになっています。今年のテーマは『僕と君、そして私たち、共に船の旅に出かけよう』です。テーマに合わせて教室や廊下が船と海に飾り付けされており、船に乗って旅をするイメージできるよう工夫されています。

マリア・コンソラトリーチェでの実習も残すところあと2日になりましたが、貴重な経験をさせて頂いていることに感謝し、より良い保育者になるために頑張りたいと思います。

『ももたろう』の紙芝居
『ももたろう』の紙芝居
『おむすびころりん』の紙芝居
『おむすびころりん』の紙芝居
船の旅をイメージした飾りつけ
船の旅をイメージした飾りつけ

海外インターンシップ 現地報告【その3】

2月11日(土)に、ローマ日本人学校で行われている補習校を見学させていただきました。補習校とは、普段インターナショナル校やイタリアの現地校に通う子女が、日本の学習指導要領に基づいた「国語」の学習を土曜日に3時間行う学校です。就学前から高校生のレベル別のクラスまで、約150人の子ども達が集まり、教室で授業を受けています。
午後から登校してきた子どもたちが学年ごとに教室に入り、漢字の学習や読み書きの学習を行なっていました。
小学生はとても元気が良く、主に日本語を理解しながら話す活動でした。中学生以上になると様々なテストを通して真剣に日本語と向き合う様子が見られ、授業でもイタリア語を禁止するなどの取り組みも見られました。高校生になると日本の大学を受験する準備として小論文対策も行っていました。
全ての学年の授業を見学させていただいたあと、3時間目は1年生のクラスで活動に参加させていただきました。「おみせやさんごっこ」を主題として、生活と国語の内容が含まれていました。お店に入った時の挨拶から、お金のやりとり、お礼を言うといった流れで、買う側と売る側の両方の場合の練習をしました。子どもたちは覚えたての日本語を思い出しながらとても楽しそうに参加していました。支援の必要な子どもには順序を示したりヒントを与えたりするなど、サポートをさせていただきました。

半日の活動を見学させていただいて、子どもたちがみんな日本語に興味を持ち、真剣に学ぼうとする意欲が見られたことが本当に嬉しかったです。
このような形で国際理解教育に関わることができたこと、文化の違う生活を送っている子どもたちと触れ合えたことは、教育者として必ず役に立つ経験になりました。

授業前に全校児童生徒で卒業式の歌の練習
授業前に全校児童生徒で卒業式の歌の練習
ランドセルで登校します
ランドセルで登校します
1年生のおみせやさんごっこ
1年生のおみせやさんごっこ

海外インターンシップ 現地報告【その4】

今日はマリア・コンソラトリーチェ幼稚園での実習最終日でした。先日行った紙芝居に合わせた活動をしました。黄色組では、桃太郎になりきり海を渡って鬼ヶ島へ鬼退治に行く活動をし最後に歌を歌いました。子どもたちは、かっこいい桃太郎になって鬼を退治をしていました。
赤組では、おもちの膨らむ瞬間を観察した後、ゲームと簡単なダンスをしました。おもちが膨らむ瞬間を目にした子どもたちは、驚きの声をあげていました。
黄色組も赤組も、想像以上の盛り上がりで、指導案で予想していなかった子どもの反応を見ることができました。反応に合わせて臨機応変に内容を変更しながら、最後までやり遂げることができたと思います。
言葉も通じず、不安はありましたが、イザベッラ園長をはじめとする幼稚園の先生方や通訳の平吹さんの協力のもと、子どもたちと楽しく活動することができました。

今回の実習を通して、言葉の壁はあっても真剣に子どもたちと関わることで、気持ちが通じ合い、楽しく活動に取り組めるということを実感できました。この貴重な経験を忘れずに、これからも頑張っていきたいです。

小さな桃太郎たち
小さな桃太郎たち
赤組の子ども達と一緒に
赤組の子ども達と一緒に
修了証をいただいた後、先生方と記念写真
修了証をいただいた後、先生方と記念写真