平素は、本学学生の就職につきまして、ひとかたならぬご指導ご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
世界は2008年11月の金融危機を境に激変し、日本社会も戦後の「成長経済社会」から新たな社会のあり様を模索しております。そのような変化
が求められる中、3月11日「東日本大震災」が起こり未曾有の大災害という非常事態に遭遇しました。国内外から寄せられた多くの支援に見られるように、経済の変化、地域や国の危機を前に、「人々のつながり・共生社会」が始まったように思います。
このような社会では、親和の教育モットー「ひとに学び ひとに生かす」を実践し、人を思いやる心と行動が求められます。「社会のために、人のために」という「共通善(コモングッド)」の心をもつ若い世代が、教育現場・企業・地域社会で活躍することが、この変化や危機に立ち向かう上で非常に重要であると確信しております。
就職は、社会への入り口です。本学ではこれからの社会で変化や危機をも乗り越え、社会に貢献できる人材を輩出することを務めとして、教育に取り組んで参ります。本学での4年間は、オンキャンパス(学内)での教育とオフキャンパス(学外)での教育の両面から取り組んでおります。中でも、昨年度からスタートした「課題解決型フィールドスタディ」では、学生が地域や企業を対象にフィールドワークを通して自ら課題を抽出し、解決までのプロセスを経験してプレゼンテーションを行ないます。従来のインターンシップに加えて、社会の現場で学生自らが考え行動する新たな取組みとして、将来の仕事等を通して社会で自分を生かしていけるという自信を見つけるきっかけになっています。
親和から巣立つ本学学生が、教育現場・企業・地域社会の一員として役立つことを願い、皆様のますますのご発展をお祈り申し上げます。
神戸親和女子大学 就職部長 岸上 龍平